ヒロインのトンイ(ハン・ヒョジュ)は、父親を罪人として殺され家族とも幼少期に別れて生きている少女です。
その彼女が、宮中の下働きとして生活しながら父の死んだ理由や、行き別れた兄同然の人を探したりしながらしたたかに生きていきます。
宮中でオクチョン(イ・ソヨン)と出会うことで、女官として働く彼女が宮中で起こる事件を解決していきながら立身出世していきます。
しかしトンイは、出世したいから解決しているのではなく真実を曲げることができないから事実を人の前に差し出す。
その姿勢は、政治を行う多くの貴族たちの中には目ざわりな存在となります。
彼女にその気がなくても、トンイの存在や彼女が調べ上げる事実は多くの後ろ暗いことを隠した宮中の人々には脅威です。
王であるスクチョン(チ・ジニ)と出会い、彼の身分を知らないまま親しくなっていくトンイ。
身分が高くなっても、彼女の姿勢は変わりません。
何度も命を狙われても、何度窮地に立たされても真実を曲げることもできず、まっすぐに生きているトンイ。
それが、よくわかるのがトンイのもとに幼馴染であり、現在のコムゲの首頭であるケドラ(ヨ・ヒョンス)が現れたときです。
彼女は自身の身分を思えばケドラを無視すればいい話ですが、彼女は自分の過去を王に黙っていることへの罪悪感と同時に、幼馴染を見捨てられないという思いから窮地にたたされます。
けがを負ったケドラを逃がすために船を用意し、彼のもとへ行ったトンイと、暗行にでていたスクチョンが出会ってしまいます。
それは仕組まれたものでしたが、ずっと罪悪感を抱いていたトンイは王に自分を許さないでほしいと告げます。
それでも、トンイへの愛を捨てれないスクチョンはトンイを王宮に閉じ込めます。
しかし、トンイは過去を隠すようにというソ・ヨンギ(チョン・ジニョン)の言葉にも、自身を守ろうと隠ぺいを考えるスクチョンにも従わなかったのです。
彼女はすべてを話すことを決め、自身が罰せられることを望むのでした。
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