ドラゴン桜2は2005年に放映されたドラゴン桜から15年後を描く連続ドラマで2021年の春クールにTBS日曜劇場枠で放映されています。
本来は2020年の秋クールの放映予定だったものが新型コロナの影響で半年延期になりましたが、無事に放映できて良かったですね。
本作の主演はもちろん桜木建二弁護士役の阿部寛です。15年の歳月の間に龍山高校とは別の高校でも東大合格者を輩出していましたが、問題を起こし、元の貧乏弁護士生活に戻っています。
龍山高校で桜木の教え子だった水野直美(長澤まさみ)は弁護士になっており、偏差値32で経営破綻寸前の龍海学園の高原教頭(及川光博)から東大合格者輩出による経営再建を依頼されます。水野は桜木を引っ張り出そうとしますが、桜木はなかなかOKしません。しかし、水道も止められた桜木は報酬につられてしかたなく龍海学園にやってきます。
さらに理事長の龍野(江口のりこ)は自由な校風が目標で進学校化には反対で現校長や前校長に、特別クラスの東大専科を作ることに理事会で反対するように指令します。
桜木は校長を脅迫して東大専科を理事会に認めさせますが、東大専科にやってきたのは弟に劣等感を持つ天野(加藤清史郎)と飽きっぽい自分を変えたいと思う早瀬菜緒(南沙良)だけで、二人ともそこまで東大進学に熱心というわけではないようです。
バドミントンのトップ選手の岩崎楓(平手友梨奈)はひざの怪我を隠して練習を続けたために怪我が悪化し大学推薦が決まる重要な大会で負傷欠場してしまいます。バドミントンを再開できるには2年かかると医者に言われた楓は桜木の言葉を信じ、東大に進学してスポーツ医学の道に進むために東大専科に入ります。
また、姉といっしょにラーメン屋をやっている瀬戸輝(髙橋海人(King & Prince))は何かありそうですが一応、東大専科に入りました。
他の生徒としては、文系トップなのに受験に興味がない小杉真理(志田彩良)、昆虫好きの原健太(細田佳央太)、学年トップの藤井遼(鈴鹿央士)、桜木や水野をSNSで陥れようとして桜木に諭され逆に桜木の子分になった小橋(西山潤)と岩井(西垣匠)、バドミントン部で岩崎楓のライバルだった清野利恵(吉田美月喜)などがキャスティングされています。
前作の生徒役だった長澤まさみ、新垣結衣、山下智久、小池徹平、中尾明慶、紗栄子はみんな日本を代表する俳優になっており、小池徹平は何か重要な役回りでちらちら出演していますし、紗栄子もゲスト出演しました。
今作の生徒役のオーディションには未来を夢見て1000人以上が参加したといわれています。
令和になった日本で大学受験も大きく変わっていますが、「バカとブスほど東大へ行け」、「オリンピック選手になるより東大に合格する方が簡単だ」というメッセージは東大受験という世界を超えて、福島原発事故と新型コロナに傷つく令和の日本人全体へのメッセージのようにも聞こえますね。
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