アシガールは2017年9月23日スタートのNHK 土曜歴史ドラマ枠(NHK総合テレビ 土曜午後6時から)で放映中の連続ドラマです。
お話は平成生まれの普通の女子高校生の速川唯(黒島結菜)が、弟の尊(たける;下田翔大)が発明したタイムマシンで戦国時代にタイムスリップし、その時代の若殿様 羽木九八郎忠清(健太郎)に一目ぼれし、恋をかなえるために奮闘するという、いわゆるタイムスリップ+ラブコメものです。
速川唯はマイペースで食べることと走ることが大好きで、唯一の特技も足が速いこと!
唯の母親の美香子(中島ひろ子)はクリニックの院長で、料理自慢の父親の覚(古舘寛治)は美香子のために会社をやめて主夫になっています。
弟の尊が作ったタイムマシンは、満月のときにタイムスリップして、戦国時代の次の満月のときに戻ってくると、現代では数分しか時間がたっていないという設定になっていましたが、誤って唯がその起動スイッチを押してしまって戦国時代へタイムスリップしてしまいました。
戦さに敗れた足軽たちの中にタイムスリップしてしまった唯は、とっさに唯之助と名乗り、足軽になりすまして、その場を取り繕います。
空腹で森の中をさまよっていた唯の前に現れたのが、当地の豪族 羽木家の若殿様 羽木九八郎忠清(健太郎)で、唯はそのイケメン若殿様に一目ぼれしてしまいます。
若殿様を追って城下町に行った唯ですが、ほんとうの唯之助の母親 吉乃(ともさかりえ)に出会ってしまいます。
自分の息子ではないとわかっているはずの吉乃でしたが、なぜか唯を息子の唯之助として引き取ってくれます。
そこで、唯は戦国時代の農村の若者として悪戦苦闘しながら暮らし始めます。
そんなとき、唯は天野信茂(イッセー尾形)ら若君の家臣たちが開催するかけくらべ大会に飛び入り参加して勝利しますが、約束の足軽として若君のおそばにお仕えすることはできず…
戦国の農村は厳しく、おなかがすいてたまらなくなった唯は満月の夜、吉乃のもとを逃げ出しますが、知らずにタイムマシンの起動装置のスイッチを押して現代に戻ってしまいます。
そこで、郷土史に詳しい先生に聞くと、羽木家は戦さに負けて、若君も討ち死にし、羽木家は滅亡するとのこと。
若君を守りたい一心で戦国に戻りたい唯のために弟の尊も協力し、戦国時代の吉乃のもとに戻っていきます。
そして、小荷駄隊の足軽にしてもらった唯でしたが、若君が総大将となって出陣した部隊は待ち伏せ攻撃に遭って苦戦。
若君が心配な唯は若君のもとに駆けて行きますが、そこは凄惨な戦国の戦場。
唯は思わず気を失います….
その他の出演者は、忠清の父親で羽木家の当主の羽木忠高(石黒賢)、忠清の兄でありながら側室の息子のために家督を継げない羽木成之(松下優也)、忠清の幼馴染の近習 天野小平太(金田哲(はんにゃ))、その父親で家老の天野信近(飯田基祐)、松丸家の姫君で忠清の婚約者の松丸阿湖(川栄李奈)など、NHKならではの豪華俳優陣です。
やや食傷気味のタイムマシンものですが、主演の黒島結菜の明るく元気な演技がこのドラマの一番の魅力でしょうか。
彼女は沖縄出身の20歳で、2016年の7月から日本テレビ系列で放映された「時をかける少女」で主演するなど、数々の映画やドラマに出演していますね。
ちなみに、相手役の健太郎も同じく20歳で、時代劇ははじめてだそうです。
NHKの土曜時代劇枠はやや若者向けではありますが、朝ドラや大河ドラマとは違ったおもしろさがありますよね。
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