グッドワイフは2019年の冬クールのTBS日曜劇場で放映された常盤貴子主演の連続ドラマです。常盤貴子の日曜劇場主演は19年ぶりのことでした。
蓮見杏子(常盤貴子)は元弁護士で、夫の壮一郎(唐沢寿明)は東京地検の特捜部長で、部下の佐々木(滝藤賢一)と一緒に政治家の不正を追っています。
杏子には高1の息子の隼人(小林喜日)と中1の娘の綾香(安藤美優)の2人の子供がいます。
出産を期に杏子は弁護士をやめて家庭に入ったのですが、子育てが一段落してきたので、弁護士に復帰したいと思っていました。
そんなとき、壮一郎の汚職疑惑が発覚し、さらに毎朝新聞の記者の遠山亜紀(相武紗季)との不倫スキャンダルまで報道されてしまいます。
壮一郎は汚職は否定したが、不倫は認めて謝罪します。
杏子は夫の不倫にショックを受けますが、壮一郎は逮捕されたこともあり、杏子は離婚も視野に入れて16年振りの弁護士復帰を目指します。
しかし、優秀な弁護士だった杏子も16年のブランクは大きく、また夫の問題もあり、彼女を雇ってくれる弁護士事務所はありませんでした。
そんなとき、司法修習生時代の同期の多田(小泉孝太郎)が事務所の共同経営者の神山佳恵(賀来千香子)を説得し、杏子を仮採用として雇ってくれました。
ただし、同じく仮採用された若手弁護士の朝飛光太郎(北村匠海)と競わせて、優秀な方を採用するという条件付でした。
杏子はパラリーガルの円香みちる(水原希子)とともに、依頼人の弁護をしていきます。
一方、壮一郎をライバル視している脇坂(吉田鋼太郎)が特捜部長に就任し、
壮一郎を厳しく取り調べます。
壮一郎は彼の事件の担当検事となった佐々木とともに、密かにある事件の捜査を続けます。
それは壮一郎の逮捕容疑にも関わることでした。
その他のキャストととしては、壮一郎の顧問弁護士役に博多華丸、壮一郎の母親役に高林由紀子、官房副長官役に三遊亭円楽が起用されています。
ゲストも武田鉄矢、橋爪功、江口のりこ、須藤理彩、芦名星、松本まりか、春風亭昇太、温水洋一、田中要次、丸山智己、松尾貴史など超豪華メンバーで、TBSがこのドラマにかける意気込みが伝わってきます。
物語は1話完結の弁護士ドラマを横軸に、壮一郎の汚職疑惑の真相解明を縦軸に展開していきます。
そのなかに。杏子と壮一郎のすれ違いや、壮一郎と脇坂、杏子と朝飛弁護士とのライバル関係などが描かれていて、厚みのあるストーリーになっています。
なお、常盤貴子はこの作品で「第15回コンフィデンスアワード・ドラマ賞 主演女優賞を獲得しています。
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