2015年1月16日から3月20日までTBS系でオンエアされた、毎週金曜日22時からのドラマ「ウロボロス~この愛こそ、正義。」は、涙なしでは観れません。
生田斗真さん演じるイクオと小栗旬さん演じる竜哉は、まほろばという児童養護施設で育ちますが、ある日、2人の大好きな結子先生(広末涼子)が銃で撃たれて殺されてしまいます。
イクオと竜哉は復讐のため、それぞれ警察とヤクザに入り、情報を集めていきます。徐々に事件の真実、親との繋がり、まほろばの役割などが暴かれていき、衝撃的で信じられない結末に複雑な感情が入り混じりました。
人の愛し方や正義は人の数だけ存在し、その価値観は人に押し付けるものではありません。イクオと竜哉の行動に結子先生は喜ばないでしょう。しかし、2人の愛は痛いほど伝わったのではないでしょうか。
また、上野樹里さん演じる美月とイクオの関係も上手くいってほしいと望まずにはいられませんでした。
新宿第二警察署刑事課でイクオとパートナーを組む美月ですが、イクオの全てを受け入れ、愛する様子は、お互いにこの相手しかいないという強い想いを感じました。美月とイクオなら乗り越えられると応援していましたが、イクオと竜哉の想いや絆も痛いほど感じ、観ていてとても苦しかったです。
その他の配役としては、松江組の若頭 竜哉の腹心の部下の深町武役のムロツヨシ、美月の父親で警視庁の主席監察官を演じる光石研、警視庁人事課の田村小夏役の清野菜名、警視庁捜査一課の管理官役の吉田羊、新宿第二警察署刑事課長役の吉田剛太郎、新宿第一警察署の刑事役の滝藤賢一など、刑事ものとしては最高の脇役陣ですね。
便利なことを求めていくと、失うものもたくさんあります。ある1点から物事を見るのではなく、様々な角度から物事を見ることが大切であることを学びました。
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