「あなたには帰る家がある」は2018年春クールのTBS金曜ドラマ枠で放映された連続ドラマです。
2018年春クールのドラマ視聴率ランキングで7位でしたね。
お話はずばり不倫もの。
主演は中谷美紀で、結婚13年目の気が強くて、ちょっと大雑把な専業主婦 佐藤真弓を演じています。
真弓の夫 秀明(玉木宏)は真由美とは逆に繊細で几帳面な性格で、住宅販売会社の営業マンですが、営業成績は全くダメ。
上司に嫌味を言われる毎日でストレスをためていたところで、真弓が働く出だしたので、夫婦の間に隙間風が吹き始めます。
そんなとき、秀明の会社のモデルハウスに現れたのが茄子田太郎(ユースケ・サンタマリア)と妻の綾子(木村多江)。
秀明は茄子田のリフォーム案件の営業を進めるうちに、夫に邪険に扱われている綾子に同情するとともに真弓にない女性らしい細やかさに少し惹かれます。
ちょうどその夜、真弓は娘が大きくなって手がかからなくなってきたので、結婚前に勤めていた旅行代理店にパートとして再就職するように誘われたことを秀明に話ますが、秀明は専業主婦を13年もやっていた真弓には無理だと言います。
その言葉に反発して真弓は再就職を決めてしまいますが、13年のギャップは大きく、ストレスはたまる一方。
ふたりはそれぞれの会社でのストレスで、相手につらく当たるようになって、夫婦の溝は開いていきます。
そして、運命の13日の金曜日、その日は13回目の結婚記念日だったのですが、なんと秀明は綾子に誘われるままに一線を越えてしまいます。
一方、真弓は同僚の希望(トリンドル玲奈)から修学旅行の企画相手のセクハラ中学教師の担当になりますが、それがなんと茄子田太郎。
ここまでは、よくある不倫話なのですが、ここからが、このドラマの凄いところですね。
一見、おしとやかで夫の言うことには全て従う、家事のできる妻である綾子が、なりふりかまわず秀明に猛アタックするところは、さすが、不倫女を演じれば並ぶものなしと言われた木村多江の演技が鮮やかです。
それに対して、気の強い真弓とのバトル勃発。
優柔不断な秀明は綾子の行動に翻弄され、妻の不倫を知った茄子田は切れながらも真弓に相談して….
さらに、真弓のひとり娘の麗奈(桜田ひより)と茄子田のひとり息子の慎吾(萩原利久)は惹かれあい、不倫騒ぎに精神的なダメージを受けた二人は家出をします。
真弓の陸上部の後輩で昔から真弓に好意を抱いていたカレーショップの店長の三浦圭介(駿河太郎)はこのときとばかり真弓にアタック!
そのほか、真弓の旅行代理店の昔の同僚で今は上司になっている独身女の愛川由紀(苗木優子)、秀明の会社の同僚の森永桃(高橋メアリージュン)、秀明の上司の竹田(藤本敏史)がおもな出演者ですね。
ともかく、抜群の演技力のある4人の俳優が演じる2組の夫婦のドラマをお楽しみください。
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