「スカーレット」は、2019年9月30日から2020年3月28日まで放送されたNHKの朝ドラ(連続テレビ小説・第101作、全150回)です。NHK大阪放送局の制作で、作は水橋文美江、音楽は冬野ユミ。主題歌はSuperflyの「フレア」です。
舞台は、焼き物の町として知られる滋賀県の信楽。ヒロインの川原喜美子を戸田恵梨香が演じ、女性陶芸家として生きる喜美子の半生が、昭和22年から昭和62年までの40年にわたって描かれます。信楽焼の女性陶芸家の草分けである神山清子さんの歩みを参考にしたオリジナル作品です。
全25週は、物語の時代で大きく3つに分けられます。そこで区間ごとに人物相関図を作りました。この記事はその1本目、第1週から第9週まで(昭和22年〜昭和34年)の顔ぶれです。喜美子が9歳で信楽へ越してきてから、大阪の下宿屋で女中として働き、信楽へ戻って絵付け師になるまでを扱います。この区間のあらすじを含みますが、第10週より先の出来事は書いていません。
人物相関図
キャスト一覧(第1週〜第9週)
川原家
| 役名 | 俳優 | どんな人 |
|---|---|---|
| 川原喜美子 | 戸田恵梨香(幼少期:川島夕空) | ヒロイン。昭和12年生まれの川原家の長女。絵が得意で、のちに丸熊陶業で絵付け師になる |
| 川原常治 | 北村一輝 | 喜美子の父。人は良いが意地っ張りで、酒好き。信楽で「カワハラ運送」を始める |
| 川原マツ | 富田靖子 | 喜美子の母。おっとりした性格で、和裁が得意。夢を追う喜美子を応援する |
| 川原直子 | 桜庭ななみ(幼少期:やくわなつみ、少女期:安原琉那) | 喜美子の4歳下の妹。反抗心が強く、父と反りが合わない |
| 川原百合子 | 福田麻由子(幼児期:裏野舞紀、幼少期:稲垣来泉、少女期:住田萌乃) | 喜美子の8歳下の妹。穏やかな性格で、川原家のムードメーカー |
大野家
| 役名 | 俳優 | どんな人 |
|---|---|---|
| 大野信作 | 林遣都(幼少期:中村謙心) | 喜美子と同い年の幼なじみ。子どものころは病弱で気弱な少年だった。高校を出て信楽町役場に勤める |
| 大野忠信 | マギー | 信作の父で雑貨店の店主。戦地で常治に背負われて命拾いした恩がある。常治の戦友 |
| 大野陽子 | 財前直見 | 信作の母。明るい性格で、川原家のことを何かと気にかける |
丸熊陶業
| 役名 | 俳優 | どんな人 |
|---|---|---|
| 熊谷照子 | 大島優子(幼少期:横溝菜帆) | 喜美子と同い年の幼なじみ。信楽でいちばん大きな窯元「丸熊陶業」の跡取り娘 |
| 熊谷秀男 | 阪田マサノブ | 照子の父。丸熊陶業の社長 |
| 熊谷和歌子 | 未知やすえ | 照子の母 |
| 熊谷敏春 | 本田大輔 | 京都の老舗旅館の三男。お見合いで照子の婿になる |
| 深野心仙 | イッセー尾形 | 火鉢の絵付け師で、日本画家。通称「フカ先生」。口癖は「ええよぉ」 |
| 池ノ内富三郎 | 夙川アトム | 深野の一番弟子 |
| 磯貝忠彦 | 三谷昌登 | 深野の二番弟子 |
| 十代田八郎 | 松下洸平 | 敏春に誘われて丸熊陶業に入った若手社員。京都の美術工芸大学を出ている |
| 慶乃川善 | 村上ショージ | 丸熊陶業の陶工。幼い喜美子が出会い、焼き物の土を知るきっかけになる |
大阪・荒木荘
| 役名 | 俳優 | どんな人 |
|---|---|---|
| 荒木さだ | 羽野晶紀 | 下宿屋「荒木荘」の女主人で、女性下着のデザイナー。マツの遠縁にあたる |
| 大久保のぶ子 | 三林京子 | 荒木家に古くから仕える女中。喜美子に仕事を厳しく教え込む |
| 庵堂ちや子 | 水野美紀 | 荒木荘の住人で、新聞『デイリー大阪』の記者。喜美子にとって姉のような相談相手 |
| 酒田圭介 | 溝端淳平 | 荒木荘に住む医学生。喜美子の初恋の人 |
| 田中雄太郎 | 木本武宏 | 荒木荘の住人。市役所を辞めて映画俳優をめざしている |
そのほか
| 役名 | 俳優 | どんな人 |
|---|---|---|
| 草間宗一郎 | 佐藤隆太 | 満州からの引揚者。常治に助けられて川原家に身を寄せ、子どもたちに柔道を教える |
| ジョージ富士川 | 西川貴教 | パリで学んだ世界的な芸術家。「自由は、不自由や」の言葉で知られる |
| 黒岩次郎 | 上野俊介(幼少期:溝上空良) | 川原家の近所に住むガキ大将 |
| 泉田あき子 | 佐津川愛美 | 泉田工業の令嬢。圭介がひと目ぼれする相手 |
| 平田昭三 | 辻本茂雄 | 『デイリー大阪』の編集長 |
あらすじ(第1週〜第9週)
信楽での子ども時代(第1週〜第2週)
第1週「はじめまして信楽」。昭和22年、9歳の喜美子は、両親と二人の妹とともに大阪から滋賀県の信楽へ引っ越してきます。父・常治の事業の失敗と戦後の食糧難のためで、戦友の大野忠信を頼っての転居でした。喜美子は土を掘る陶工の慶乃川と出会い、焼き物の土に興味を持ちます。
常治は大阪の闇市で、暴漢に襲われていた引揚者の草間宗一郎を助けて連れ帰ります。暮らしが苦しいなかの居候に、喜美子ははじめ反発しますが、やがて打ち解けていきます。
第2週「意地と誇りの旅立ち」。常治の借金取りが川原家に現れたとき、草間は柔道の技で追い返しました。喜美子は草間に柔道を習い始め、照子や信作も加わります。
5年後、中学3年生になった喜美子は丸熊陶業への就職が決まっていましたが、卒業目前に取り消されます。常治が見つけてきた次の働き口は、大阪でした。
大阪・荒木荘の女中(第3週〜第5週)
第3週「ビバ!大阪新生活」。喜美子の働き口は、荒木さだの自宅を兼ねた下宿屋「荒木荘」の女中でした。先輩女中の大久保のぶ子に「この仕事はできない」と見られ、いったんは信楽へ帰されそうになりますが、母・マツの手紙に励まされて踏みとどまります。
第4週「一人前になるまでは」。新聞記者のちや子から、新聞社で働かないかと誘われます。それでも喜美子は、女中の仕事を途中で投げ出せないと断り、荒木荘で働き続けると決めました。2年半がたつころには、荒木荘を一人で切り盛りできるようになっています。
第5週「ときめきは甘く苦く」。喜美子は医学生の圭介に恋をします。けれども圭介は、近所の令嬢・あき子と付き合い始め、荒木荘を出ていきました。喜美子は美術学校に通うためにお金を貯め、ジョージ富士川のサイン会で草間と思いがけず再会します。
信楽へ戻り、絵付けの道へ(第6週〜第7週)
第6週「自分で決めた道」。マツが倒れたという常治の知らせは、うそでした。それでも実家の苦しい暮らしを知った喜美子は、荒木荘をやめて信楽へ戻ります。常治の口利きで、丸熊陶業の社員食堂で働くことになりました。そこで目にした火鉢の絵付けに、喜美子は心を引かれます。
第7週「弟子にしてください」。絵付け師になるには長い修業が要ると知り、喜美子は一度はあきらめかけます。けれども深野心仙の仕事ぶりと生き方を知って、弟子入りを決意しました。常治は猛反対しますが、飲み屋で深野と酒を酌み交わしたことで弟子入りを認めます。喜美子は深野の9番目の弟子になりました。
信楽初の女性絵付け師(第8週〜第9週)
第8週「心ゆれる夏」。昭和34年、21歳になった喜美子は、火鉢の新しい絵柄をまかされます。直子は東京の工場に就職して上京しました。照子は敏春を婿に迎えて結婚します。丸熊陶業には、敏春に誘われた八郎たち若手社員が入社してきました。喜美子のデザインは火鉢に採用され、喜美子は「信楽初の女性絵付け師」として新聞に載ります。
第9週「火まつりの誓い」。照子の父・秀男が急に亡くなり、敏春が社長になります。照子は喜美子に、子どもを授かったことを打ち明けます。深野は丸熊陶業を辞め、長崎の若い絵付け研究家に弟子入りすると決めました。7月の信楽火まつりのあと、深野は信楽を去ります。喜美子は一人で絵付係を続けると決め、会社に直談判しました。
次の区間へ
第10週からは、喜美子と八郎の恋、そして二人で開く「かわはら工房」の時代に入ります。続きは「八郎との結婚・かわはら工房・穴窯編(第10週〜第18週)」でまとめています。
総集編について
総集編は前編(2019年12月30日)と後編(2020年5月5日)の2回、放送されました。前編は、喜美子の子ども時代から荒木荘の女中時代、絵付け師になって八郎と結ばれるまでを振り返る内容です。
ほかの朝ドラの人物相関図
- なつぞら 人物相関図(2019年前期・スカーレットの前作)
- まんぷく 人物相関図(2018年後期・NHK大阪制作)
- わろてんか 人物相関図 京都編(2017年後期・NHK大阪制作)
- ひよっこ キャスト・人物相関図(2017年前期)
- 2019年ドラマ平均視聴率ランキング
スカーレット 人物相関図シリーズ
- スカーレット 人物相関図① 信楽・大阪荒木荘・絵付け師編(第1週〜第9週) ← いまご覧の記事
- スカーレット 人物相関図② 八郎との結婚・かわはら工房・穴窯編(第10週〜第18週)
- スカーレット 人物相関図③ 武志と信楽の人びと編(第19週〜最終週)
続きはこちら → スカーレット 人物相関図② 八郎との結婚・かわはら工房・穴窯編
