「セシルのもくろみ」は2017年夏クールの木曜夜10時枠でフジテレビ系で放映されている連続ドラマですね。
原作はStoryというファッション雑誌に2008年から2010年にかけて連載された直木賞受賞作家の唯川恵さんの同名小説です。
Storyの読者層は30歳から50歳くらいの主婦で、普通の主婦が読者モデルになり、苦労しながらもトップモデルに成り上がっていくという物語です。
ドラマでは主人公の読者モデル 宮地奈央を真木よう子が演じています。
刑事など気の強い女性のイメージが強い彼女が、主婦の読者モデルをどのように演じていくのか興味深いところです。
初回を見る限りでは、いままでの「真木節」炸裂という感じで、これからどのようにトップモデルになっていくのか、少し心配な、でも楽しみな感じがしました。
彼女をプロのモデルに育てようとしているのがファッションライターの沖田江里(伊藤歩)。
江里は自分の人脈を使って宮地を本当のプロのモデルに育てようとします。
その江里を助けるのがフォトグラファーの山上航平(金子ノブアキ)とヘアメイクの安原トモ(徳井義実)でチーム・ミヤジと称しています。
そもそも宮地を江里に紹介したのは人気女性ファッション誌「ヴァニティ」の編集デスクの黒沢洵子(板谷由夏)ですが、彼女は宮地が南編集長(リリー・フランキー)の好みという理由で江里に紹介したのでした。
そして、その裏には宮地をひいきにするであろう南編集長を追い落とそうという魂胆があるようです。
ヴァニティのトップモデルで宮地と息子が同じ学校に通っているという浜口由華子(吉瀬美香子)はパーティーで自分から宮地に近づいていきます。
このことがきっかけとなり、宮地は由華子を師匠と仰ぐようになります。
一方、以前、ヴァニティのモデルだった安永舞子(長谷川京子)は由華子は目の上のたんこぶであり、宮地のことも軽蔑しています。
ほかに副編集長の石田(眞島秀和)、若手編集部員の小池(小野ゆう子)、ファッションライターの平井(石橋けい)、スタイリストの登坂(伊藤修子)などがヴァニティの編集部の面々。
宮地と同期の読者モデルにはモデル出身の女優さんの佐藤江梨子と藤澤恵麻が選ばれています。
宮地の夫役は宇野祥平、息子役は佐藤瑠生亮になっています。
セシルは有名なサガンの小説「悲しみよこんにちは」の女性主人公の名前で、この小説はかわいい顔の少女が恐ろしい計画を実行していくという物語でしたね。
この「セシルのもくろみ」では、この「悲しみよこんにちは」の主人公を下敷きにしているようなのですが。
ということは、今は単なる主婦が読者モデルとして成長していくストーリーのように見えますが、この先、もっとドロドロとした展開になっていくのでしょうか?
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