「母になる」は2017年春クールで日本テレビの水曜夜10時枠で放映されている沢尻エリカ主演の連続ドラマです。
沢尻エリカさんは2007年の映画の舞台挨拶のときの態度が原因でマスコミからバッシングを受けて、2012年まで女優をお休みされていました。
もともと演技力のある女優さんでしたので、最近ではフジテレビの「ファーストクラス」や「ようこそ、わが家へ」などの連続ドラマで主演して、高い評価を受けています。
今回の役は、勤め先の書店で出会った大学准教授の柏木陽一(藤木直人)と結婚する柏木結衣という役です。
結婚後、息子 広(吉武歓)が3歳になったときに陽一を逆恨みした教え子に息子を誘拐されてしまいます。
しかし、その教え子はとあるアパートのドアの前に広を置き去りにして自殺してしまいます。
その広を本当の子供のように育てたのが門倉麻子(小池栄子)で、そのことを陽一と結衣は全く知りません。
陽一と結衣は息子を失った悲しみから立ち直ることができずに離婚してしまいます。離婚後、陽一は大学もやめて、実家に引きこもってしまいました。
広の誘拐から9年後、児童福祉司の木野愁平(中島裕翔)が結衣のところにやってきます。
木野は広らしい人物が児童福祉施設に預けられていることを知らせにきたのでした。
門倉麻子は事情があって広を児童福祉施設に預けたのですが、広をわが子のように思っており、広も麻子のことを本当の母親のようにしたっているのですが、広(道枝駿佑)は麻子の手紙に書かれた教え通りに、本当の母親である結衣と接しようとします。
なかなか重いテーマですが、本当の母親なのに、息子と1から親子関係を築いていかないといけない結衣、そして、本当の母親ではないけれど母と子の愛情がありながら、一緒にくらすことのできない麻子の葛藤を演じきる演技力が求められるドラマでもあります。
もちろん、沢尻エリカさん、小池栄子さん、藤木直人さんと3人の名優がそろいましたので、見所満載なドラマになっています。
じつは結衣の結婚と同じ頃、陽一の上司の西原教授(浅野和之)はフリーのヘアメイクの莉沙子(板谷由夏)と結婚し、娘の繭(宝辺花帆美、藤澤遥)が生まれます。
息子が誘拐された結衣を励ましていたのは莉沙子でした。
広は結衣と一緒に住むようになりますが、繭も彼の面倒を見ようとします。ですが、広は麻子のことが忘れられずに…..
「母になる」は探偵ものや刑事ものに飽き飽きしている皆さんには、ちょうどいい考えさせられるドラマですよね。
ちなみに主題歌は安室奈美恵のJust You and Iです。
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