金曜ドラマ「不機嫌な果実」もとうとう佳境に入ってきましたね。
栗山千明さん演じる麻也子は、稲垣吾郎さん演じる航一と夫婦関係にありますが、成宮寛貴さん演じる野村と不倫をしてしまい、ついに航一にバレてしまいます。
マザコンの航一は子供のように泣き叫び、萬田久子さん演じる航一の母、綾子を呼び出します。航一自身も高梨臨さん演じる麻也子の友達、久美と不倫をしているのにも関わらず、自分のおもちゃを取り上げられた駄々っ子のような姿には、怖さも感じます。
綾子と航一に管理される日々が続き、とうとう麻也子も想いが爆発し、航一にぶつけますが、相手にしてもらえません。そして、麻也子を1番に考える市原隼人さん演じる工藤とついに関係を持ってしまいます。麻也子は、人のせいにして自分を正当化してしまうので、流されないでとつい叫んでしまいそうでした。
あくまでも麻也子を気に掛ける航一の様子に久美は嫉妬し、麻也子と久美との友情関係にもヒビが入ってきます。
久美にバーベキューに誘われ参加する麻也子ですが、なんとそこには工藤もいて驚きます。さらに久美の企みで航一を呼び出し、ハラハラドキドキの展開が待っています。工藤は、麻也子をよく見ていて純粋な気持ちが見てわかります。自分を肯定してもらえ、優しく包んでくれる工藤は、誰もが憧れる理想の男性でしょう。
さらに航一は、麻也子を束縛し始め、ついには身体検査をするとまで言い始めます。稲垣さんの演技がとても怖く、ジーッと麻也子を見る姿は目に焼きついて離れません。そんな航一に耐え切れず、麻也子の気持ちは工藤に傾いていきます。
思い通りにならない状況に航一は発狂し、なんと身体にも異変が現れます。航一は、ただ麻也子をコントロールしたいだけなのか、それとも麻也子に対する愛があるのか、航一の真意が気になります。
そして、橋本マナミさん演じる麻也子の友達、玲子も忘れてはいけません。玲子も不倫をしていますが、夫である六角精児さん演じる茂はそんな玲子が許せず、怒りを募らせ、とうとう行動に移します。
その雰囲気は不気味で恐ろしく、何をしでかすかわからない怖さが漂います。
強すぎる愛が歪んで、少しずつおかしくなっていく人間模様から目が離せません。様々な想いが交錯する「不機嫌な果実」、最終章にも注目です。
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