2018年夏クールの月9(フジテレビ系 夜9時)ドラマは、沢村一樹主演の「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」です。
絶対零度シリーズの新シーズンということで、元公安のエリート刑事の井沢範人(沢村一樹)と、警察内のトラブルメーカーの面々が総務部資料課に集められた理由は、極秘裏に進められているプロジェクトを遂行するためでした。
その極秘プロジェクトとは、個人情報や監視カメラ映像、電子メールやSNS、電話などのあらゆるデータが集められたビッグデータに対して人工知能(AI)が分析を行い、重大犯罪を犯す可能性の高い人物を特定し、重大犯罪を未然に防ごうというものです。
井沢の部下は元生活安全課で痴漢容疑者への暴行で移動させられた小田切唯(本田翼)、いろんな部署をたらいまわしにされてきた田村薫(平田満)、資料課生え抜きで人づきあいが苦手な南彦太郎(柄本時生)、そして、このAIによる未然犯罪潜入捜査について批判的な元特殊捜査班の山内徹(横山裕)の4人で、井沢の上司はキャリア組の東堂定春(伊藤淳史)です。
そして、もう1人、前のシーズンの主役で今は失踪中の桜木泉(上戸彩)がこのドラマでの重要な役回りを努めるようです。
じつは、山内は以前、桜木とバディを組んでおり、今も桜木の行方を捜しています。
捜査一課の刑事の早川(マギー)と板倉麻衣(田中遥子)もレギュラー出演しています。
最初に、AIによるミハンシステムが割り出したのは民自党の高山啓子(谷川清美)議員による秘書殺害計画でしたが、これは未然に防ぐことができました。
しかし、その次に危険人物として指摘したのは株式会社リッチ・ウエスト経営者の富樫伸生(武井壮)でしたが、彼はすでに殺されていました。
潜入捜査をしていた山内は殺しは捜査一課が担当するべきだとして、富樫が消息を絶ったと思われる場所を山内は匿名で通報してしまいます。
井沢たちの捜査の結果、この事件の裏には大掛かりな金塊の密輸がからんでいることがわかり、なんとか新たな殺人事件が起こるのを阻止し、犯人たちを逮捕することができました。
そのころ、桜木泉はベトナムに潜伏していたのですが、東堂のもとに、桜木が遺体で発見されたという連絡が入ります…
この絶対零度は月9には珍しい1話完結タイプの刑事ものですが、各ストーリーの底辺に桜木泉の失踪事件がなぜか関連しているような…
HPやタイトル画像、人物相関図でも上戸彩は主要キャストの扱いなのですが、第1話で遺体が見つかったことになりました!
?と視聴者に思わせるのが作戦かもしれませんね。
ともかく、1年ぶりに月9にまともなドラマが戻ってきて、初回視聴率も10%を突破し、これからも好調さをキープできるような感じですよね。
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