「高嶺の花」は2018年夏クールで日本テレビ系列 水曜夜9時台で放映されている石原さとみ主演の連続ドラマです。
石原さとみが演じるのは華道の名門の月島流本家の長女で天才華道家の月島もも。
父で家元の月島市松(小日向文世)はももに後を継がせようと期待していますが、じつは、ももは結婚相手だった吉池拓真(三浦貴大)が結婚式当日に別の女を妊娠させていることがわかって破談になります。
ももはそれから、心の傷が癒えず、花の香りもわからなくなっています。
ももの継母のルリ子(戸田菜穂)はももの妹で自分の娘のなな(芳根京子)に月島流を継がせようと思っていますが、ななは自分が姉のももにはかなわないと知っています。
そんな月島流の状況を察知した新興流派の宇都宮龍一(千葉雄大)が市松に娘をくださいと言ってきました。
一方、ももは吉池への未練があって接触禁止になっているのに公園にいる吉池に会いに行き、警察ざたになってしまいます。
月島家の運転手の高井(升毅)に警察まで迎えに来てもらったななですが、公園に置き忘れていた自転車に乗って帰るのでした。
その帰り道で自転車がひっくり返り、自転車はこわれるし、ななもドロドロになるしで、やっとのことで商店街の古びた自転車屋にたどり着きます。
そこで店主のぷーさんこと風間直人(峯田和伸)に出会います。
ぷーさんはももの横柄な態度にも冷静で、ももは足を洗い、店の2階で着替えさせてもらいます。
その後、ももが借りた服を返しに自転車屋に来ると、ちょうど、ぷーさんはお見合いの最中でした。
ぷーさんにとって、ももは本当に高嶺の花なんですが、ももは自分とは全く違う下町人情にあふれたぷーさんに少し心を開いていきます。
市松は、ぷーさんはももの心の痛みを癒す相手としていいけれど、いずれ二人は別れることになるだろうと高井に言います。
そのほかの登場人物としては、ぷーさんの母であり、恋愛の指南役でもある節子(十朱幸代)、ぷーさんたちが通うスナックのママの今村佳代子(笛木優子)、ぷーさんの同級生で肉屋の店主の原田太郎(吉田ウーロン太)、その娘でいつもコスプレして自転車屋にいる秋保(高橋ひかる)、タクシーの運転手の田村(袴田吉彦)、ぷーさんたちの恩師の三宅(城後光義)、彼が面倒を見ているひきこもりの中学生の堀江宗太(舘秀々輝)、吉池が妊娠させて吉池と結婚した真由美(西原亜希)、月島家の使用人の金(正司照枝)と銀(正司花江)がキャスティングされています。
このドラマはいわゆる「美女と野獣もの」ではありますが、華やかな華道の家元の一族と下町の商店街の人々という対照的な人々を通して、現代日本の2面性を描こうとしているようにも見受けられます。
それと、峯田君には失礼ですが、彼は100%石原さとみの引き立て役になっていて、まさに、このドラマは石原さとみのために作られたようなドラマですね。
市松の言うように高嶺の花はあくまでも届かない高嶺の花なのか、それとも手が届くのか….
それにしても正司照枝、花江のご姉妹はお元気ですね!
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