「民衆の敵」は2017年秋クールのフジテレビ系列で夜9時台に放映されている連続ドラマ、いわゆる月9ですね。
フジテレビ凋落の象徴ともされていた月9の不調ですが、前作のコードブルーが好調だったので、今回の民衆の敵も期待されるところです。
ただ、急な解散総選挙のあおりを食らって初回放送が10月23日と遅れたのは残念でした。
主人公の佐藤智子(篠原涼子)は保育園に通う男の子を持つ主婦ですが、夫 公平(田中 圭)はフリーターで転職を繰り返す日々。
そこで、智子はテレワークのパートに出るのですが、会社の方針と合わずに彼女もクビになります。
そんなとき、市会議員になれば給料をもらえると知った智子は、よくわからないままに供託金を払って市議会議員選挙に立候補します。
無手勝流の選挙戦を展開する智子と公平ですが、彼女の奮闘ぶりに共感した新聞社に勤める平田和美(石田ゆり子)は智子の選挙を応援します。
和美のネットワークでママ友たちが集まり、選挙戦はいい感じになってきます。
それを妨害したのが現職の磯部真蔵(笹野高史)。
公平が無職になったのに息子を保育園に入れているのは条例違反だと吹聴しました。
智子は残念ながら次点に泣いたのですが、当の磯部が病気で倒れて辞退したために、智子は当選し、晴れて、あおば市の市議会議員となります。
市議会を牛耳っているのが犬崎和久(古田新太)で、前田康(大澄賢也)や藤堂誠(高橋一生)、小出未亜(前田敦子)などが犬崎派に属しています。
藤堂と小出は今回が初当選ですが、藤堂は大物政治家の次男で、選挙戦のときから智子に興味を持っていました。
智子の方も、藤堂とはウマが合う感じです。
そのほかの初当選組には農家の長男で担ぎ上げられた園田(斉藤司)や勝ち組として故郷にもどってきた岡本(千葉雄大)がいます。
一方、犬崎派と対立しているのが河原田市長(余貴美子)の一派です。
これからのお話は、新人議員の智子が地方政治の様々な制約の中で、自分自身も勉強しながらママ目線であおば市を良くしていこうという、一種の成長ストーリーのようですね。
それを同僚議員の藤堂や支援者の平田和美、そして夫の公平が支えていくという感じかな。
そのほかの出演者は藤堂を客としているデリヘル嬢の莉子(今田美桜)、犬崎の施設秘書の若宮(若旦那)、河原田市長の秘書の望月(細田善彦)などですね。
智子は市議会議員になった早々、犬崎派の前田が居眠りしているのをたたき起こして、ひと騒動を繰り広げます。
この先、どうなりますか、月9としては珍しい、政治がらみの軽い作りのドラマになっています。
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