再起をはかる藤吉(松坂桃李)とてん(葵 わかな)は皆を笑わす仕事、寄席の席主をやろうと決めます。
しかし、なかなか良い寄席が見つかりません。
そんなとき、閉まっている寄席の元席主の亀井庄助(内場勝則)に出会います。
一方、京都ではてんの父親の儀兵衛(遠藤憲一)が病気になっていましたが、てんには言わないようにとのかん口令が敷かれていました。
てんは藤吉を日本一の席主にしようと庄助の説得を続け、ついに庄助は根負けします。
じつは、庄助の寄席は、女にうつつを抜かす亭主に嫌気が差した藤吉の母親の啄子(鈴木京香)が身投げをしようとしていたとき、藤吉にせがまれて入った寄席だったのです。
啄子の賛同を得て、いよいよという時に現れたのが元僧侶で興行主の寺ギン(兵動大樹)でした。
寺ギンは500円という大金で庄助の寄席を買い取ろうとしていました。
てんは、最後の切り札を切ります。
そうです、父親の儀兵衛に500円の借金を頼むのでした。
庄助の寄席を風鳥亭と改名して、ようやく寄席の開業にこぎつけた藤吉とてんでしたが、良い芸人をなかなか寄席に出演させられない風鳥亭の客足は低下の一途をたどります。
そんななか、藤吉と伊能 栞(高橋一生)は飲み屋で大喧嘩をしてしまいます。
伊能はてんを心配し、伊能製薬と関係がある落語家の喜楽亭文鳥(笹野高史)を紹介します。
藤吉は文鳥の一門の落語家を風鳥亭に出演させようと交渉しますが、断られます。
しかし、てんは諦めずに、文鳥の大好きな甘いカレーを作って文鳥師匠自ら風鳥亭で一席落語をしてもらうことを交渉し、1回切りの出演をOKしてもらいます。
伊能はこのことを新聞に書かせ、それを知った寺ギンは風鳥亭に芸人をまわすようになります。
風鳥亭には客が来るようになり、庄助は風鳥亭の下足番になります。
しかし、寺ギンには3:7の取り分を言い渡されていて、寄席の経営は苦しいまま。
てんの発案で、大阪名物の冷やしアメを氷の上で転がしながら売りはじめます。
伊能は伊能製薬を継ぐことができず、彼は活動写真を始めます。
そして、伊能の発案で風鳥亭は女性客目当てで平日の昼間にも興行するようになりました。
そんななか、藤岡屋の手代の風太(濱田 岳)が儀兵衛の死を知らせに来ます。
てんは悲しみのあまり泣きますが、藤吉に連れられて風鳥亭の芸人の芸を見て、あることを思いつきます。
それは寄席の木戸銭を半値の5銭にすること。
今で言う価格破壊ですが、5銭寄席は大阪中の評判になり、なんと売り上げは倍になりました!
さすが商売上手なおてんちゃん!!
寺ギンも取り分を上げて4:6にしてくれました。
藤岡屋から借りた500円も完済し、ようやく姑の啄子にも結婚を認めてもらい、風鳥亭も北村笑店という会社組織になりました。
で、このタイミングで啄子はアメリカに旅立ちます!?
これは、後々の何かの伏線なのでしょうか??
長男が生まれ、ますます忙しくなるてんですが、ライバルの活動写真の隆盛に危機感を持った藤吉は、寄席の数を増やす薄利多売戦略に打って出ます。
お互い忙しくなった藤吉とてんの間に隙間風が吹き始めたころ、リリコ(広瀬アリス)が大阪にやってきます。
で、新しい寄席を買うために芸人への給料にも手を出した藤吉。
芸人達は怒ってストライキ、てんも怒ってストライキ!
そういえば風太はいつのまにか寺ギンの手下になっていて、風太と仲の良い?トキ(徳永えり)は風鳥亭を手伝っていましたよね。
ともかく、てんと藤吉は元のさやに収まったみたいですが。
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