恋華(れんか)~ラブ・オブ・フェニックス~ 黒い鳳凰と天帝の正体編 人物相関図(25話〜36話)

中国ドラマ

「恋華(れんか)~ラブ・オブ・フェニックス~」(原題「花戎」、2023年・全36話)の人物相関図、3本目です。この記事は第25話から最終話までをまとめています。

最終話の結末まで触れていますのでご注意ください。

この区間では、顧城が焼け、三十年の時が飛び、記憶を失った男が魔界の君主になります。そして最後に、この物語をいちばん深いところで動かしていたのが誰だったのかが明かされます。

1本目(第1話〜第12話)と2本目(第13話〜第24話)もあわせてご覧ください。

人物相関図

恋華 黒い鳳凰と天帝の正体編 人物相関図

恋華 黒い鳳凰と天帝の正体編 人物相関図(当サイト作成)

どこで見られるか(2026年10月時点)

配信の状況は入れ替わりが早いので、見るときは各サービスの作品ページでお確かめください。

配信は、U-NEXTが見放題で全36話、Leminoはプレミアムで視聴できます(2026年10月に各サービスの作品ページで確認)。Amazonプライムビデオは、プライム会員の見放題には入っていません(5話までお試し、その先はレンタル・購入)。

テレビではBS12トゥエルビが放送しましたが(放送終了)、BS12版は全32話の再編集版で、配信やDVDの36話とは話数が対応しません。この記事は36話版に合わせています。日本版DVD-BOXは全3巻で、この区間はBOX3(第25話〜第36話・2025年3月5日発売)にあたります。

あらすじ(第25話〜最終話)

顧城が焼けた日(第25話〜第27話)

前世の決着が、まず描かれます。陳炎は赤霄剣で司馬忘月を殺し、その直後、天帝(黄海冰)が丹薬で陳炎の記憶を消しました。ここが、この物語でいちばん重い伏線です。

現世に戻り、慕南(リウ・ドンチン 劉冬沁)は先代から魔族の大尊の位と法力を継ぎ、花戎を見つけ出します。第26話、炎越(グオ・ジュンチェン 郭俊辰)は意児(ルー・ティンユー 陸婷玉)との大婚の幻を見せ、魏枝(ジュー・ジンイー 鞠婧禕)に完全に諦めさせようとしました。実際には、彼女を守るための芝居です。意児のほうは婚礼から逃げ出し、妖界に匿われます。

第27話が、この区間の最初の底です。顧城をめぐる戦いで、妹の魏静月(姜杉)と母の顧氏(師悦玲)が死に、国師(何奕辰)は焼け死にました。学問所の長だった敬修(寇振海)は、自らを善念の精魄に変えて身を捧げます。

すべてを目の前で失った魏枝の血脈は、三度目の激発を起こしました。現れたのは黒い鳳凰です。炎越は神位を奪われ、九十九の天雷を受けました。そして同じ回、魏枝の懐妊が分かります。

身代わりと、三十年の眠り(第28話〜第29話)

第28話、魏凌月(マー・ユエ 馬月)に天雷の術を授けていたのが天帝だったと露見します。力に呑まれた魏凌月は反動で自滅しました。そのとき魏枝をかばって致命傷を負ったのが、慕南です。

第29話、慕南は全修為を炎越に注ぎ込み、魔界の食譜を意児に託して消えました。前世では「永遠の弟」として想いを告げられず、現世では姉と呼んだ相手の身代わりになって終わる——それが彼の二度の生涯でした。

天帝と炎越は相撃ちとなり、天帝は寒冰窖に封じられ、炎越は神形ともに散って行方知れずになります。魏枝は鳳凰の卵をひとつ残して眠りにつき、物語は三十年先へ飛びました。

魔君と、もうひとりの自分(第30話〜第33話)

目を覚ました魏枝が凡人の姿で魔界へ入ると、危ういところを魔后・阿崖に助けられます。阿崖の顔は、魏枝と寸分たがわず同じでした。

阿崖に連れて行かれた住まいは、かつて二人が暮らした桃源村。そして戻ってきた魔君の顔は、炎越のものでした。けれども彼は何ひとつ覚えておらず、阿崖を妻としています。

魏枝は、自分と愛した人の馴れ初めを阿崖に語って聞かせます。心を動かされた阿崖は、この人の夫君を取り戻す手伝いをしようと決めました。

第32話、欧亜(張志浩)と藍蘇(宋昕冉)が鳳凰の卵を抱えて魔界へ向かいます。目立たないよう、藍蘇は卵を服の下に隠して身重のふりをしました。

第33話、炎越はついに確信します。阿崖は自分の愛した人ではない。鳳凰の卵が光を放ち、記憶が揺らぎはじめたとき、阿崖は魏枝に手を上げようとし、炎越がその前に立って一撃を受け止めました。

倒れた阿崖は、自分が何者かを認めます。炎越の潜在意識にあった魏枝への思慕が、形を得たまぼろしだったのだと。

奪われた体(第34話〜最終話)

第34話、二人はようやく正式に大婚を挙げます。そしてその直後、封じられていたはずの天帝が、禁術で炎越の肉体を奪いました。自分の遺体は始末し、「天帝は薨去した」と見せかけて。

第35話、すべてが明かされます。炎越の生母・曦彩上仙を殺し、その罪を鳳凰になすりつけたのは、天帝自身でした。目的は長生不老。鳳凰の法力を奪うことです。炎越の体を得た天帝は、実の息子である炎洛(林楓松)まで手にかけます。同じ回、藍蘇は身重のまま命を落とし、大桃(梁芷菁)は桃の樹になり、木老は紫華書閣の掟を破って魏枝を救い、死にました。

最終話。意児と天后(金巧巧)は時光塵埃に入り、天帝が禁術で実の息子を殺した一部始終を見ます。戻った天后は白髪になっていました。夫を諫めても届かないと知ると、天后は自ら時光塵埃へ身を投げます。

天魔の大戦が起こり、欧亜が身代わりとなって倒れました。炎越は元神の力で自分の肉体を奪い返し、そして——魏枝は花戎と自らの命を代価に、天帝を消し去ります。

残されたのは、孵化した鳳凰の卵。意児が天帝の位に就き、三界は共に治められることになりました。魏枝と炎越の姿は、どこにも見あたりません。

図の読み解き

天界 ― 父がすべての黒幕だった

天帝の札には「すべての黒幕」と書きました。鳳凰を三界の禍と呼んで息子に斬らせたのも、前世で陳炎の記憶を消したのも、魏凌月に天雷の術を授けたのも、この人です。目的は長生不老のために鳳凰の力を奪うことでした。

炎洛は第35話に実の父の手で殺され、天后は最終話に時光塵埃へ身を投げます。そして意児は、料理ばかりしていた台所番から、最後に天帝の位に就きます。この落差がこの作品の後味を決めています。

中央 ― 同じ顔が三つ並ぶ

図の中央には、魏枝と魔后・阿崖を置きました。阿崖は炎越の潜在意識が生んだまぼろしで、演じているのは魏枝と同じ鞠婧禕です。2本目の司馬忘月と合わせて、鞠婧禕は1人3役を演じていることになります。

慕南は第29話で、木老は第35話で、それぞれ魏枝をかばって消えます。中央の縦の列は、魏枝のために死んでいった人たちの列でもあります。

人間界と妖界 ― 退場していく人たち

左の列には、札に話数を書き込みました。国師・顧氏・魏静月が第27話、魏凌月が第28話、藍蘇が第35話。顧城の戦いを境に、人間界の顔ぶれはほとんど残りません。

欧亜は最後まで残り、最終話で身代わりとなります。1本目では鳳凰の尾羽が目当てで近づいた狼の王子でした。

主な配役(この区間)

役名 俳優 役どころ
魏枝 鞠婧禕 黒い鳳凰となり、最後は命を代価に天帝を消す
炎越 郭俊辰 記憶を失って魔君となり、肉体を天帝に奪われる
魔后阿崖 鞠婧禕 炎越の潜在意識が生んだまぼろし
慕南 劉冬沁 魔界の首領。第29話に身代わりとなって消える
木老 寇振海 掟を破って魏枝を救い、死ぬ
天帝 黄海冰 すべての黒幕。炎越の肉体を奪う
天后 金巧巧 真相を知り、時光塵埃へ身を投げる
意児 陸婷玉 慕南を想う。最後に天帝の位に就く
青渙 孫子航 天帝に仕える
炎洛 林楓松 第35話に父の手で殺される
大桃 梁芷菁 炎洛の仙侍。桃の樹になる
欧亜 張志浩 狼族の王子。最終話で身代わりとなる
藍蘇 宋昕冉 狐族の公主。身重のまま死ぬ
魏凌月 馬月 天帝に術を授けられ、第28話に自滅
魏静月 姜杉 第27話、顧城の戦いで死ぬ
顧氏 師悦玲 魏枝の母。第27話に死ぬ
明朗 聶子皓 顧城を守って戦う
国師 何奕辰 第27話に焼け死ぬ

日本での俳優名の表記は、ジュー・ジンイー(鞠婧禕)、グオ・ジュンチェン(郭俊辰)、リウ・ドンチン(劉冬沁)、ルー・ティンユー(陸婷玉)、マー・ユエ(馬月)です。日本語表記が出ていない俳優は漢字で書きました。

「花戎」とは何だったのか

原題になっている花戎は、人の名前ではありません。

第10話で語られたとおり、鳳凰が滅びたとき、その元神の欠片が花の蕊に落ちたもの——それが花戎です。千年のあいだ、ふたたび目覚める鳳凰を待っていました。

魔界が守り、意児が息壌で蘇らせ、炎越が奪って天界へ持ち帰り、慕南が見つけ出す。この花はずっと、物語の中心を転々としています。そして最終話、魏枝はその花戎と自らの命を代価に天帝を消しました。

鳳凰は三界を滅ぼす禍だと言われ続けましたが、実際に三界を危うくしたのは、鳳凰の力を欲しがった天帝のほうでした。題にある花が最後にどう使われるかを見ると、この物語が何を言いたかったのかが分かります。

この区間で押さえておきたいこと

  • 第27話で人間界が終わる。 母も妹も国師も死に、魏枝は黒い鳳凰になります。同じ回に懐妊が分かるのも、この作品らしいところです
  • 第29話で三十年飛ぶ。 慕南が消え、天帝が封じられ、炎越は行方知れず。魏枝は卵を残して眠ります
  • 阿崖は人ではない。 魏枝と同じ顔をした魔后は、炎越の思慕が形になったまぼろしでした。演じているのも同じ鞠婧禕です
  • 第34話の大婚と奪舍はひと続き。 正式に夫婦になった直後、天帝が炎越の体を奪います。ここから最終話までが一気の畳みかけです

全36話を3つに分けた人物相関図は、これで最後です。1本目(第1話〜第12話)、2本目(第13話〜第24話)とあわせてどうぞ。主演の鞠婧禕は、当サイトでまとめた「芸汐<ユンシー>伝」「如意芳霏」「花間令」のヒロインでもあります。見比べてみるのも楽しい作品です。

恋華 人物相関図シリーズ

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