「恋華(れんか)~ラブ・オブ・フェニックス~」(原題「花戎」、2023年・全36話)の人物相関図を、区間ごとに3本に分けて作りました。この記事はその2本目、第13話から第24話までの顔ぶれです。先の回の人物やネタバレは入れていません。
この区間では、師尊だった人が剣を抜いて弟子を斬ります。そして斬られた側が魔界で目を覚まし、三生石の前で前世を見せられます。図の左半分がまるごと前世になるのは、この12話ぶんだけです。
1本目(第1話〜第12話)をまだ読んでいない方は、先にそちらをご覧ください。
人物相関図
どこで見られるか(2026年10月時点)
配信の状況は入れ替わりが早いので、見るときは各サービスの作品ページでお確かめください。
配信は、U-NEXTが見放題で全36話、Leminoはプレミアムで視聴できます(2026年10月に各サービスの作品ページで確認)。Amazonプライムビデオは、プライム会員の見放題には入っていません(5話までお試し、その先はレンタル・購入)。
テレビではBS12トゥエルビが放送しましたが(放送終了)、BS12版は全32話の再編集版で、配信やDVDの36話とは話数が対応しません。この記事は36話版に合わせています。日本版DVD-BOXは全3巻で、この区間はBOX2(第13話〜第24話・2025年2月5日発売)にあたります。
あらすじ(第13話〜第24話)
桃源村の、夫婦のような日々(第13話〜第15話)
都を離れた魏枝(ジュー・ジンイー 鞠婧禕)と炎越(グオ・ジュンチェン 郭俊辰)は、桃源村で夫婦のように暮らしはじめます。薬を摘み、畑に出て、ただの村人として過ごす日々です。
天界では天帝(黄海冰)に天人五衰の兆しが現れていました。衣は汚れ、頭上の花は萎れ、死期の近いことを示す兆しです。天后(金巧巧)は手立てを探し、意児(ルー・ティンユー 陸婷玉)は気晴らしに魔界へ木を取りに行って襲われ、魔族の大尊に助けられます。
第14話、酔った大尊は意児を「姐(あねさま)」と取り違え、長年の想いを漏らしました。この回、牽機落という毒のことも分かります。情を手がかりに人の心を縛り、放っておけば命に関わる——そして大尊は、自分の笑顔と引きかえにそれを使っていました。
第15話、国師(何奕辰)は母の顧氏(師悦玲)を餌に罠を張り、魏枝を捕らえます。助け出したのは明朗(聶子皓)でした。面目を潰された国師に、魏凌月(マー・ユエ 馬月)は西征の将を願い出ます。顧城を落とし、鳳凰を討つと。
赤霄剣が振られる(第16話〜第17話)
第16話、天帝は炎越に前世の因縁を明かし、こう告げます。「鳳凰を斬るのが赤日神君の使命だ」。
その夜、炎越は時を止めて魏枝に口づけし、別れを告げました。そして赤霄剣を抜きます。
第17話がこの区間の山場です。斬りかかる炎越の前に欧亜(張志浩)が飛び込み、身を挺して魏枝を守りました。魏枝は信じられません。けれども炎越は目を伏せもせず言い放ちます——「鳳凰は三界の禍だ。目覚めれば生きとし生けるものが灰になる」。
炎越は魏枝を斬り、花戎を奪って天界へ戻りました。三界は、鳳凰は滅びたと信じます。
三生石の前で(第18話〜第22話)
斬られた魏枝は、魔界で目を覚まします。助けたのは魔族の大尊でした。彼はここで初めて名を名乗ります——慕南(リウ・ドンチン 劉冬沁)。そして、前世でいちばん近い身内だったと告げました。
第18話、慕南は魏枝を三生石の前へ連れて行きます。ここから第24話まで、物語はまるごと前世になります。
前世の魏枝は、元帥・司馬近の娘司馬忘月。刺繍より兵法を好み、将になることを夢見る娘でした。慕南はその家の養子で、二人は姉弟として育ちます。母が縁談を持ち込むたび、慕南は女装して芝居を打ち、求婚者を追い返していました。
そこへ現れるのが陳炎。敵国・靖和が送り込んだ細作です。彼は忘月に近づき、知恵と度胸を見せて司馬近の信頼を得ていきます。第22話、曹将軍は陳炎に罪を着せられて自刃しました。
慕南は、姉と呼ぶ相手への想いを抱えたまま、それを言えずにいます。
婚礼の夜(第23話〜第24話)
第23話、司馬近は娘と陳炎の仲を認め、軍営での婚礼を命じます。喜びの輪の外で、慕南はひとり駆け出しました。自分は永遠に「弟」でしかないのだと。
同じころ、下界に降りた意児が、罠にかかった慕南を助けています。顔は見せないままでしたが、この二人はこうして前世で一度すれ違っていました。
そして第24話。婚礼の夜、陳炎は寝返ります。敵軍を引き入れ、兵を斬り、父・司馬近を手にかけました。目の前でそれを見た司馬忘月の鳳凰の血脈が、完全に覚醒します。
赤い光が広がり、触れたものはすべて灰になりました。ひと晩で両軍は壊滅します。
さらに同じ回、慕南は司馬朝陽(苗雨)に騙され、兵の矢に射られて死にました。そして先代の魔族大尊が牢に忍び込み、司馬忘月を「聖女」と呼んで魔界へ誘います。
図の読み解き
前世(魏蒼国)― 左の列がまるごと前世
この区間の図は、左の列が前世、中と右が現世という作りにしてあります。
司馬忘月を演じるのは魏枝と同じ鞠婧禕、陳炎を演じるのは炎越と同じ郭俊辰です。前世と現世を同じ俳優が演じているので、図のうえでも二人を真横に並べ、「前世」の線で結びました。
慕南は前世では忘月の養弟で、現世では魔界の首領です。敵役だと思っていた人物が、前世でいちばん近くにいた弟だった——この区間でいちばん大きな反転がここです。
司馬朝陽は忘月の兄。父の死を悼むふりをして現れ、慕南を罠にかけました。
人間界 ― 鳳凰を狩る側に回った姉妹
魏凌月は孔雀の聖女として西征の将となり、妹の魏静月(姜杉)とともに顧城へ向かいます。母の顧氏は国師に人質として使われ、明朗はその手から魏枝を救い出しました。
天界 ― 命じる父と、斬る息子
天帝は「鳳凰を斬れ」と命じ、炎越はそれに従って剣を抜きます。この父の言葉がどこまで本当だったのかは、3本目で引っくり返ります。
意児は炎越の婚約者という立場のまま、心は魔界にいる相手へ向いています。青渙(孫子航)は相変わらず炎越を見張る役目です。
妖界 ― 身を挺した狼
欧亜は鳳凰の尾羽を求めて近づいた相手を、最後には身を挺して守りました。藍蘇(宋昕冉)はそんな欧亜を見つめ続けています。
主な配役(この区間)
| 役名 | 俳優 | 役どころ |
|---|---|---|
| 魏枝 | 鞠婧禕 | 鳳凰を宿す者。炎越に斬られ、魔界で目を覚ます |
| 炎越 | 郭俊辰 | 赤日神君。赤霄剣で魏枝を斬り、花戎を奪う |
| 司馬忘月 | 鞠婧禕 | 魏枝の前世。元帥・司馬近の娘 |
| 陳炎 | 郭俊辰 | 炎越の前世。敵国・靖和の細作 |
| 慕南 | 劉冬沁 | 魔界の首領。前世は忘月の養弟 |
| 司馬朝陽 | 苗雨 | 忘月の兄。慕南を罠にかける |
| 国師 | 何奕辰 | 顧氏を餌に魏枝を捕らえる |
| 顧氏 | 師悦玲 | 魏枝の母 |
| 魏凌月 | 馬月 | 孔雀の聖女。西征の将となる |
| 魏静月 | 姜杉 | 凌月の妹 |
| 明朗 | 聶子皓 | 魏枝の許婚。牢から救い出す |
| 天帝 | 黄海冰 | 炎越に「鳳凰を斬れ」と命じる |
| 天后 | 金巧巧 | 天帝の后 |
| 意児 | 陸婷玉 | 炎越の婚約者。想う相手は魔界にいる |
| 青渙 | 孫子航 | 炎越を見張る |
| 欧亜 | 張志浩 | 狼族の王子。身を挺して魏枝を守る |
| 藍蘇 | 宋昕冉 | 狐族の公主 |
日本での俳優名の表記は、ジュー・ジンイー(鞠婧禕)、グオ・ジュンチェン(郭俊辰)、リウ・ドンチン(劉冬沁)、ルー・ティンユー(陸婷玉)、マー・ユエ(馬月)です。日本語表記が出ていない俳優は漢字で書きました。
ひとりで何役も演じている
この作品の見どころのひとつが、同じ俳優が前世と現世を演じ分けていることです。
- 鞠婧禕は1人3役。魏枝・司馬忘月、そして3本目に出てくるもうひとりの役を演じます
- 郭俊辰も複数の役。炎越と、その前世である陳炎です
前世の陳炎は忘月を裏切って父を殺し、現世の炎越は魏枝を斬ります。同じ顔の人に二度斬られるという作りになっていて、第24話の婚礼の場面は、第17話で炎越が剣を抜いた場面と重なって見えるはずです。
この区間で押さえておきたいこと
- 第17話で師弟の関係が終わる。 炎越は「鳳凰は三界の禍」と言い切り、赤霄剣で魏枝を斬ります
- 魔族は敵ではなかった。 慕南が名乗り、前世でいちばん近い身内だったと明かします。三界が「魔族が鳳凰を狙っている」と見ていたのは、話の半分でした
- 牽機落という毒。 情を手がかりに人の心を縛る毒で、炎越の体にも入っています。魏枝はそれを自分に引き受けていました
- 第24話が前世の結末。 婚礼の夜に陳炎が寝返り、司馬近が死に、忘月の鳳凰が完全に覚醒します。慕南もこの回に射殺されます
第25話からは、前世の決着と、顧城をめぐる戦いが描かれます。そして物語は三十年先へ飛び、天帝の正体へ向かっていきます。続きは3本目にまとめました。
恋華 人物相関図シリーズ
- 恋華 白鷺学問所と鳳凰の露見編 人物相関図(第1〜12話)
- 恋華 赤霄剣と前世の記憶編 人物相関図(第13〜24話) ← いまご覧の記事
- 恋華 黒い鳳凰と天帝の正体編 人物相関図(第25〜36話)
続きはこちら → 恋華 黒い鳳凰と天帝の正体編 人物相関図
