花間令 禾陽の事件編 人物相関図

中国ドラマ

2024年の中国ドラマ「花間令<かかんれい>~Lost in Love~」(原題「花间令」・全32話)の人物相関図、2本目です。この記事は第12話から第22話までの顔ぶれをまとめました。

第11話までの顔ぶれと、作品の基本情報・配信状況・主題歌については、1本目の花間令 婚礼と入れ替わり編 人物相関図にまとめてあります。

この区間の見どころは、ふたつの事件が並んで進むことと、潘樾が「上官芷の中身は采薇だ」と気づくことです。気づいた瞬間、二人の関係はそれまでと丸ごと入れ替わります。

人物相関図

花間令 禾陽の事件編 人物相関図

花間令 禾陽の事件編 人物相関図(当サイト作成)

あらすじ(第12話〜第22話)

済善堂と灯会の連続殺人(第12話〜第16話)

采薇と潘樾は済善堂に潜入し、車椅子に座る「顧雍(趙龍豪)」が偽物だと見破ります。本物の顧雍は右手が使えません。後庭の菜園から地下牢へ降りたところで暗門が閉じ、二人は密室に閉じ込められました。

壁に残る血剣の爪痕と血の手形が、潘樾の幼い日の記憶を呼び覚まします。取り乱す潘樾を、采薇は抱きしめて童謡を歌い、落ち着かせました。この場面が、のちの「気づき」の伏線になります。

地下牢に囚われていたのは顧雍の息子・顧衫でした。毒ガスが流れ込み、正気を失った顧夫人が現れますが、二人は通風口を破って脱出します。潘樾は顧衫を誘い出すため、灯会の再開を宣言しました。

灯会の夜、替え玉作戦は失敗します。采薇は自ら悪女を演じて混乱を起こし、その隙に捜査を進めました。卓瀾江は父の仇として金水幇を討ちます。路地で顧衫に襲われた采薇を救ったのも卓瀾江でした。

そして第15話、灯籠に描かれた女性が采薇だと白小笙が気づき、牢の顧衫が偽物だったと判明します。連続殺人の真犯人は三姑娘(廖欣怡)でした。凶器は氷で作った血剣。三姑娘は顧雍に男装を強いられ、地下に幽閉されて育った過去を持っていました。燃えさかる火のなかから潘樾が采薇を助け出します。護送の途中、口封じに現れた顧雍と三姑娘は相打ちになり、顧夫人はその場で自刎しました。三姑娘は死に際、水波紋の令牌を采薇に渡します。

采薇は三姑娘の妹・霜霜を保護しました。獄中の顧雍は、潘樾の追及に10年前の楊家襲撃を認めます。ただし婚礼の夜の采薇殺害は否定しました。令牌に刻まれた「四」の字は、上にまだ3人いることを示しています。顧雍は朱肉に仕込まれた毒で倒れ、死に際に「楊」の一文字を残しました。

潘樾が気づく(第17話〜第19話)

舞台は新鄭書院へ移ります。1年前、鬼林で4人の書生が失踪し、生還した沈慈だけが失明しました。残る3人も失明したのち、崖から落ちて死んでいます。盲目の書生・沈慈は、条件つきで秘密を明かすと告げました。

いっぽう卓瀾江は港で白小笙を救い、彼女を「未来の少主夫人」と宣言します。采薇への求婚は断られていました。

そして第17話の終わりから第18話にかけて、潘樾は街で耳にした童謡から、上官芷の中身が采薇だと悟ります。済善堂の地下牢で自分を鎮めてくれたあの歌でした。潘樾は確信して采薇を抱きしめますが、水波紋の手から守るため、すぐに冷たい態度へ戻ります。采薇が仵作の道具を使う手つきを見て、潘樾の確信はさらに固まりました。

二人は鬼林へ入り、迷宮のような仕掛けを抜けて、衣服に包まれた白骨と血に塗れた院徽を見つけます。牢の沈慈が偽物だと見抜いたのも采薇でした。

南郡への「お忍び」で密偵を炙り出した大雨の夜、黒衣の刺客が襲ってきます。首領の仮面を剥ぐと、そこにいたのは卓瀾江の腹心・孫震(孫正霖)でした。高熱を出した采薇を潘樾が看病し、ここで長楽郡主・劉箐(王可如)との婚約が偽装だったと明かされます。采薇の誤解はようやく解けました。

新鄭書院の鬼林と、燃える銀雨楼(第20話〜第22話)

沈慈には出生の秘密がありました。玩具が二対ずつあることから、盲目で毒虫「幻暝虫」を操る双子の弟・沈厳の存在が浮かび上がります。

公判で潘樾は院長・陳賦の悪行を暴き、沈慈が鬼林で藤蔓に絞め殺されたことを明らかにしました。書生たちは命がけで証言します。繆庄という書生は、陳院長の灯籠と水波紋の船を目撃した夜に急死し、疫病として強制的に火葬されていました。裏山の洞窟からは密輸の証拠が出てきます。

潘樾は沈厳の幻暝虫に噛まれて視力を失います。断崖から落ちた采薇を追って、潘樾も迷わず飛び降りました。のちに采薇の針治療で視力は戻ります。

そのころ卓瀾江は、死んだはずの実父・卓山巨(黒子)と対面していました。そして告げられます。10年前の楊采薇の父の暗殺も、婚礼の夜の襲撃も、主犯は父・卓山巨だったと。

布袋に記された「卓」の字が、新鄭書院と銀雨楼のつながりを示しました。卓山巨は潘樾を銀雨楼の宴に招きます。采薇と白小笙は潜入し、地牢の卓瀾江に鍵を届けて逃がしました。大殿で潘樾が免死令牌を示したそのとき、火の手が上がります。

卓山巨は、京城の黒幕から息子を守るため、潘樾を炎の外へ突き飛ばし、自ら焼け死にました。残された卓瀾江は、復讐に目覚めます。

図の読み解き

済善堂 ― 灯会の連続殺人

四大家の一つ、済善堂の一家です。堂主の顧雍は10年前の楊家襲撃の実行犯であり、水波紋の令牌「四」を持っていました。妻の顧夫人、地下牢に幽閉されていた息子の顧衫、そして顧雍に男装を強いられて育った三姑娘とその妹・霜霜。

この家は第15話から第16話にかけて、ほぼ丸ごと崩れます。図でこの一家を大きく取ったのは、10年前の事件に手が届いた最初の場所だからです。

新鄭書院 ― 鬼林の事件

院長の陳賦(陳院長)が水波紋の密輸に関わり、書生の沈慈が鬼林で殺され、その双子の弟・沈厳が毒虫を操る——という事件です。目撃した夜に急死した繆庄も、この一件につながっています。

済善堂が「10年前への入口」なら、こちらは水波紋という組織の姿を見せる事件です。

銀雨楼 ― 父と子

図の下段は銀雨楼です。卓瀾江、その腹心でありながら刺客の首領だった孫震、そして死んだはずの父・卓山巨。

卓瀾江はここまで采薇の味方として動いてきましたが、この区間の終わりで自分の父が仇だったと知ります。第22話で父が焼け死に、卓瀾江は復讐に目覚めました。この人物の立ち位置が変わるのが、次の区間への橋渡しになります。

中央の4人 ― 関係がひっくり返る

図の真ん中にいるのは采薇、潘樾、白小笙、そして京城の長楽郡主です。

1本目の図では、采薇と潘樾を結ぶ線は「婚約」でした。ここでは「協力」に変わっています。潘樾は妻を失ったと思い込んだまま采薇と組み、第17話から第18話で正体に気づき、そのうえで素知らぬ顔を続けるからです。

白小笙と卓瀾江の線も変わりました。1本目では白小笙の片想い(恋心)でしたが、ここでは卓瀾江のほうが彼女を「未来の少主夫人」と呼びます。いっぽう卓瀾江から采薇への求婚は断られました。

長楽郡主との婚約は、第19話で偽装だったと明かされます。采薇の心のつかえが取れるのがこの回です。

10年前へ続く階段

この作品のいちばん太い筋は、10年前の楊家の事件です。この区間で、その階段が二段上がります。

1. 第16話 — 顧雍が10年前の楊家襲撃を認める(実行犯)
2. 第21話 — 卓山巨が10年前の暗殺の主犯だったと分かる

そして令牌の「四」が示すとおり、上にはまだ3人います。その先は3本目の記事へ続きます。

この区間で加わる主な配役

役名 俳優 役どころ
顧雍 趙龍豪 済善堂の堂主。10年前の楊家襲撃を認める
三姑娘 廖欣怡 灯会の連続殺人の真犯人。顧雍に男装を強いられ育った
卓山巨 黒子 卓瀾江の父。死んだはずだった
孫震 孫正霖 卓瀾江の腹心にして、刺客の首領
劉箐(長楽郡主) 王可如 潘樾の婚約者
顧夫人/顧衫/霜霜 不明 済善堂の家族と、三姑娘の妹
陳院長(陳賦)/沈慈/沈厳/繆庄 不明 新鄭書院の人びと

俳優名が「不明」の役は、中国語の資料でも主要配役欄に出てこなかったものです。確認でき次第、書き足します。

この区間で押さえておきたいこと

  • 第15話で済善堂が崩れる。 真犯人は三姑娘で、顧雍・顧夫人とともに一度に退場します
  • 第17話から第18話が転換点。 潘樾が采薇の正体に気づき、二人の関係が反転します
  • 第21話から第22話で銀雨楼が燃える。 卓山巨が10年前の主犯だったと分かり、卓瀾江が復讐へ向かいます

第23話からは舞台が禾陽を離れ、京城へ移ります。令牌の「四」の上にいる3人が誰なのか——続きは3本目の記事にまとめました。


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