芸汐<ユンシー>伝 毒宗と出生の秘密編 人物相関図(17話〜32話)

芸汐伝

2018年の中国ドラマ「芸汐<ユンシー>伝 〜乱世をかける永遠の愛〜」(原題「芸汐传」・全48話)の人物相関図シリーズ、その2本目です。この記事は第17話から第32話までの顔ぶれをまとめました。

主演は鞠婧禕(ジュー・ジンイー)と張哲瀚(チャン・ジャーハン)。原作は芥沫の小説「天才小毒妃」です。

この区間で物語の底が抜けます。龍非夜がなぜ毒に苦しんでいるのか、百里茗香がなぜ身を削ってきたのか、そして韓芸汐が本当は誰の娘なのか。三つの答えが第32話までに出そろいます。第33話以降の人物やネタバレは入れていません。

人物相関図

芸汐<ユンシー>伝 毒宗と出生の秘密編 人物相関図

芸汐<ユンシー>伝 毒宗と出生の秘密編 人物相関図(当サイト作成)

どこで見られるか(2026年10月時点)

配信の状況は入れ替わりが早いので、見るときは各サービスの作品ページでお確かめください。

配信は、Hulu(日本)とU-NEXTのいずれも見放題で全48話が見られます(2026年10月に各サービスの作品ページで確認)。Amazonプライムビデオは見放題の対象ではなく、1話ごとのレンタル(220円)・購入(550円)か、FODチャンネル for Prime Videoへの登録になります。

日本版DVD-BOXは全3巻で、この区間はBOX2(第17話〜第32話)にあたります。

あらすじ(第17話〜第32話)

美人血という言葉(第17話〜第21話)

百里茗香(シャオ・シュエツォン 邵雪聡)が秦王府に住みつき、芸汐は気が気ではありません。茗香のほうにも理屈があります。彼女は非夜の毒を抑えるために、十年以上みずから毒を飲み続け、「美人血」と呼ばれる血を育ててきたのです。毒は定期的に全身を苛み、それでも彼女は、いつか報われる日が来ると信じていました。

第18話、非夜の毒蠱が発作を起こします。看病したのは茗香で、非夜は芸汐に「出ていけ」と告げました。自分が毒蠱人であることを、妻にだけは知られたくなかったからです。

ちょうどそのころ、朝廷は幽閉していた毒宗を別の場所へ移そうとしていました。天徽帝(フー・ビン 胡兵)は三つの道筋に分けて護送すると見せかけ、本命は宮中に運ぼうとします。楚清歌(シュー・ジャチー 許佳琪)はその情報をつかみ、芸汐を使って薬鬼谷へ流しました。

第20話、覆面の非夜が毒宗の一行を襲います。乱戦の最中に毒蠱が暴れ出し、唐離(ワン・ヨウシュオ 王佑碩)が毒宗を連れ去りました。駆けつけた芸汐が首に針を打ち、辛くも発作を抑えます。

ここで芸汐は「美人血」という言葉を知ります。顧七少(ミー・ルー 米熱)は「美人血はむごすぎる」と言い、代わりになる月籽藤を差し出しました。その代償として、三つの願いを聞くという約束を取りつけます。太監の李権(陳鏡宇)が「秦王の目が一瞬赤く光った」と報告し、天徽帝は太医を連れて秦王府へ踏み込みますが、茗香が手首を切って血を飲ませ、間一髪で切り抜けました。

太后の寿宴(第22話〜第26話)

顧七少は、十五年前に毒宗が作り上げたただ一人の毒蠱人が消え、同じころ龍非夜が宮中に戻ってきたことを突き止めます。偶然にしては合いすぎている——ここで彼は、非夜の正体に手がかかりました。

第23話、太后(張瑞珈)の寿宴。太后は芸汐を牢へ連れていき、帳の向こうに天心夫人(周睿君)らしき影を見せたうえで、「宴で秦王が傷を負う。そのときこの三つのつぼに針を刺せ」と命じます。母に会いたい芸汐は、震える手で針を刺しました。その瞬間、非夜の体の毒蠱が暴れ出します。

ところが第24話で裏が明かされます。これは非夜が先に読んでいた芝居で、毒蠱人に扮していたのは侍衛の楚西風(趙毅新)でした。非夜はこの騒ぎに乗じて天徽帝の手の者を旧牢へ導き、太子・龍天墨(孫子航)が勝手に毒蠱人を研究していたことを暴かせます。

その代わり、芸汐は秦王府を出されました。密偵だったことを茗香に突きつけられ、非夜も同じ言葉を口にしたからです。土砂降りの中、韓府の門前で辱めを受ける彼女に傘を差し出したのは顧七少でした。のちに欧陽寧静(リン・スーイー 林思意)が、追い出したのは守るためだったと伝えに来ます。

芸汐は薬鬼谷で、狂気に沈んだ毒宗・白彦青(李耀敬)の治療を始めました。

天坑で明かされる出生(第27話〜第32話)

第27話、唐離の流した噂に顧七少が乗り、幽閣で乱戦になります。その隙に顧北月(李瑞超)が毒宗を救い出しました。逃げぎわ、毒宗は芸汐の手鐲に目を留め、「天心夫人とどういう関係だ」と問いかけます。この戦いで、顧七少をかばった白蘇(謝蕾蕾)が龍天青(葛楊曦)に斬られました。同じころ北厲の皇子・君亦正(胡文喆)が天寧に現れ、弟に毒宗捕縛の期限を切ります。

第28話、宜太妃(譚琍敏)はついに非夜の素性を知ります。それでも天徽帝には「あれは私の実の子です」と偽りました。非夜は茗香に、妹としか見ていないとはっきり告げます。

第29話から第31話は天坑(てんこう)への道行きです。楚清歌が太子に毒を盛り、天徽帝は激怒。韓従安(盧星宇)が投獄され、韓家には斬罪が下されました。ここで韓従安は非夜に打ち明けます。芸汐の実の父は別にいる。天心夫人との約束を守るため、わざと娘の顔に毒を塗り、平凡な家に嫁がせて守ろうとしたのだと。

そして第32話。天坑の奥で、巨大な毒蠱獣が芸汐の腕に噛みつこうとして、ぴたりと止まります。獣は小さな姿に戻り、彼女に甘えました。毒宗の血を引く者にだけ従う——つまり芸汐は、毒宗・白彦青の娘だったのです。

毒宗は過去を語ります。毒術に溺れた自分は天徽帝に利用され、毒蠱人を作った。妻の天心夫人が去って目が覚めたときには遅く、囚われて研究を続けさせられた。四年後に妻と再会し、娘の存在を知り、囚人たちと逃げようとしたが失敗。天心夫人は幼い龍非夜をかばって矢を受け、崖から落ちて死んだ。それ以来、自分は狂っていた、と。

芸汐は父を許せません。それでも「これからは毒で人を救ってほしい」とだけ言い残します。夫を苦しめる呪いを作ったのが実の父だった——この事実を抱えたまま、物語は最後の16話へ進みます。

図の読み解き

毒宗 ― 芸汐の実の一族

白彦青は毒宗の宗主で、芸汐の実の父。天心夫人はその妻で、芸汐の実の母です。母は夫の研究に耐えかねて娘を連れて去り、韓府に嫁ぎ直しました。芸汐が毒術を使えるのは、母が残した手鐲に秘術が収められていたからです。

太医の顧北月も毒宗の人間で、芸汐が毒宗の娘だと知ってからは、いっそう身を挺して守ります。図ではこの四人をひとつの枠に入れました。第32話までは、本人さえ知らなかったつながりです。

秦王府 ― 妻と、幼なじみ

龍非夜は毒蠱人で、発作を美人血で抑えています。百里茗香は宜太妃の姪で、その血を作るために十年以上身を削ってきた人。芸汐が正妃の座も非夜の心も手にしたことで、彼女の献身は行き場を失います。

唐離と欧陽寧静のやり取りは、この区間でもにぎやかです。第18話では、寧静が眠り薬で唐離を寝台に縛りつけるという騒ぎまで起こしています。

天寧皇族 ― 内側から崩れていく

太后は天心夫人を切り札にして芸汐を動かし続けます。皇太子の龍天墨は自衛のために毒蠱人を研究し、二皇子の龍天青はその座を狙う。蕭貴妃(陳秀峰)は龍天青の母で、後宮で長く手を汚してきた人です。楚清歌は天徽帝の寵を得ながら、裏では北厲と手を結びます。

薬鬼谷・北厲皇族 ― 兄に追われる弟

顧七少の正体は北厲の二皇子・君亦邪。兄の君亦正が天寧に現れ、毒宗を捕らえろと期限を切ります。侍女の白蘇は第27話で命を落とし、茱萸(李淑婷)は非夜の侍衛・楚西風と親しくなっていきます。

毒蠱人・美人血・心頭血

この作品の中心にある三つの言葉を、ここで整理しておきます。

  • 毒蠱人……天寧が兵器として作ろうとした、体に毒を仕込まれた人間。幼い非夜もその実験の対象にされた。定期的に毒が暴れ出し、目が赤く光る
  • 美人血……毒の発作を抑えるために飲ませる血。作るには何年も毒を飲み続けなければならない。百里茗香がそれを引き受けてきた
  • 心頭血……毒蠱人の毒を根本から断つ薬。毒宗の血を引く者のものでなければならない

つまり美人血は対症療法、心頭血が根治薬です。第32話で芸汐が毒宗の娘だと分かった時点で、彼女自身が「唯一の薬」の候補になってしまう——この構図が、次の区間の全部を決めることになります。

主な配役(この区間)

役名 俳優 役どころ
韓芸汐 鞠婧禕 秦王妃。第32話で毒宗の娘だと判明する
龍非夜 張哲瀚 秦王。毒蠱人で、美人血に頼って生きている
顧七少 米熱 薬鬼谷の谷主。正体は北厲の二皇子・君亦邪
白彦青(毒宗) 李耀敬 毒宗の宗主。芸汐の実の父
天心夫人 周睿君 白彦青の妻。芸汐の実の母
顧北月 李瑞超 太医院の御医。毒宗の一員として芸汐を守る
百里茗香 邵雪聡 宜太妃の姪。美人血を育ててきた
宜太妃 譚琍敏 非夜の養母。第28話で素性を知る
唐離 王佑碩 唐門の少主。非夜の片腕
欧陽寧静 林思意 雲空学院の令嬢。唐離を追いかける
楚西風 趙毅新 非夜の侍衛。寿宴では毒蠱人を演じる
君亦正 胡文喆 北厲の皇子。顧七少の兄
白蘇 謝蕾蕾 顧七少の侍女。第27話で命を落とす
茱萸 李淑婷 顧七少の侍女。楚西風と親しくなる
天徽帝 胡兵 天寧の皇帝。毒宗を宮中へ移そうとする
太后 張瑞珈 天心夫人を切り札に芸汐を縛る
楚清歌 許佳琪 西邱の公主。北厲と通じ、太子に毒を盛る
龍天墨 孫子航 皇太子。自衛のため毒蠱人を研究する
龍天青 葛楊曦 二皇子。太子の座を狙う
蕭貴妃 陳秀峰 龍天青の母
韓従安 盧星宇 首席太医。第30話で投獄される
徐夫人 童彤 韓府の二姨娘。芸汐に助けを求める

日本での俳優名の表記は、ジュー・ジンイー(鞠婧禕)、チャン・ジャーハン(張哲瀚)、ミー・ルー(米熱)、ワン・ヨウシュオ(王佑碩)、リン・スーイー(林思意)、シュー・ジャチー(許佳琪)、シャオ・シュエツォン(邵雪聡)、フー・ビン(胡兵)です。公式に日本語表記が出ていない俳優は漢字で書きました。

この区間で押さえておきたいこと

  • 第23話の寿宴が最初のどんでん返し。 芸汐が針を刺し、しかしそれは非夜が仕組んだ芝居でもありました
  • 追い出されたのは守られたから。 第24話で秦王府を出される場面は、非夜の優しさの裏返しです
  • 父の冷たさには理由があった。 顔に毒を塗ったのは、娘を平凡な家に嫁がせて守るためでした
  • 第32話ですべてがつながる。 夫を苦しめる毒を作ったのが、妻の実の父だったと分かります

第33話からは、南疆の疫病、宮廷の崩壊、そして芸汐の決断へと話が進みます。続きは次の記事にまとめました。

芸汐<ユンシー>伝 人物相関図シリーズ

続きはこちら → 芸汐<ユンシー>伝 復国と最後の選択編 人物相関図

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