如意芳霏(にょいほうひ) 予知夢と仮面の幼なじみ編 人物相関図(1話〜14話)

如意芳霏

「如意芳霏[にょいほうひ]~夢紡ぐ恋の道~」は2020年の中国ドラマです。原題は「如意芳霏」、全40話(ほかに番外4話)。中国では2020年10月21日から12月3日まで愛奇藝(iQIYI)で配信されました。原作は笑佳人の小説「寵后之路」です。

主演はジュー・ジンイー(鞠婧禕)とチャン・ジャーハン(張哲瀚)、そしてリウ・イーチャン(劉奕暢)。監督は林健龍(リン・ジエンロン)と陳国華(チェン・グオホア)です。

木から落ちて目を覚ました娘が、その日から先の災いが見える夢を見るようになる——という始まりの時代劇ラブストーリーです。見えた未来を変えようと動きまわるうちに、傅容は皇子の粛王・徐晋と、仮面の文人「掬水農夫」の二人と関わっていきます。

40話と長いうえに、傅家・大虞皇室・如意楼・信都侯府・斉家と家が入り組むので、人物の関係を一度整理しておくと見通しがぐっとよくなります。そこで全40話を3つに分け、区間ごとに人物相関図を作りました。この記事はその1本目、第1話から第14話までの顔ぶれです。先の回の人物やネタバレは入れていません。

人物相関図

如意芳霏 予知夢と仮面の幼なじみ編 人物相関図

如意芳霏 予知夢と仮面の幼なじみ編 人物相関図(当サイト作成)

どこで見られるか(2026年10月時点)

配信の状況は入れ替わりが早いので、見るときは各サービスの作品ページでお確かめください。

配信は、Hulu(日本)・U-NEXT・BS11+のいずれも見放題で全40話が見られます(2026年10月に各サービスの作品ページで確認)。BS11+では単品レンタルも選べます。

Amazonプライムビデオでは、プライム会員の見放題には入っていません。ただし「エンタメ・アジア」をはじめとするPrime Videoチャンネル5つのいずれかに登録すれば見られます(確認できたのはエンタメ・アジア、韓国ドラマ・エンタメ Channel K、アジアドラマチャンネル、FODチャンネル for Prime Video)。チャンネルに入らない場合は、1話ごとのレンタル(220円)か、シーズンまとめてのレンタル(7,040円)になります。

DMM TVには作品ページがありませんでした。音声は中国語、日本語字幕つきです。

テレビでは、BS11が2022年12月9日に初放送しました(月曜から金曜の午前10時)。2026年4月27日からはJテレでも放送されました(月曜から金曜の午後3時)。

日本版DVD-BOXは全3巻で発売済みです。BOX1が第1話から第14話(2022年7月6日)、BOX2が第15話から第28話(8月3日)、BOX3が第29話から第40話と特典映像(9月2日)。発売元はソニー・ミュージックソリューションズとコンテンツセブン、販売元はTCエンタテインメントです。2025年12月にはスペシャルプライス版も出ました。

この記事の区切りは、そのDVD-BOXの区切りに合わせてあります。

あらすじ(第1話〜第14話)

木から落ちて、未来が見えた(第1話〜第3話)

大虞国の恒京令(県令)・傅品言(蘇茂)の次女、傅容(ジュー・ジンイー 鞠婧禕)は、弟の官児(哈尼)の凧を木から取ろうとして落ち、意識を失います。目を覚ましてからというもの、先に起こる災いが夢に見えるようになりました。

傅容が気にかけたのは、人気の文人「掬水農夫」が開く文芸評論会、月旦評です。ここで起きる事件が父に及ぶと見た彼女は、師である柳如意(龔蓓苾)の手を借りて掬水小築に入り込みます。果たして事件は起こり、傅容は襲われた男を助けて逃げました。その男が粛王・徐晋(チャン・ジャーハン 張哲瀚)です。助けたのに、互いを疑い合うところから二人は始まります。

徐晋が都に戻っていたのは、戦場で起きた兵糧の横領事件を追うためでした。第2話で彼はみずから願い出て金翊衛の大統領の職に就きます。一方の傅容は徐晋との悪縁を断ち切ろうとして金翊衛の軍営に忍び込み、あっさり捕まりました。身元引受に来た姉の傅宣(シュー・ジャーチー 許佳琪)は、そこで番をしていた呉白起(ワン・ヨウシュオ 王佑碩)と言い合いになります。呉白起のほうは、この時点ですっかり気に入っています。

同じ第2話、掬水農夫は書童として傅容を手元に置きます。彼は、目の前の娘が幼いころの遊び相手「濃濃」だと気づいていました。第3話では信都侯の子・章晏(楊亘)が傅容に言い寄ってきますが、傅容は巧みに断ります。二人は幼いころに交わされた娃娃亲(いいなずけ)の間柄でした。

酔春閣と、ひとつめの死(第4話〜第6話)

姉の傅宣には、提刑司按察使の斉策(陳燁林)との縁談が持ち上がっていました。斉策は、傅容の親友だった斉竺(王奕婷)の兄でもあります。けれども傅容は、如意楼の小七・小八(王天宇・杜承峻)から手がかりを買い、斉策が妓楼・酔春閣に出入りしていることを突き止めました。

第4話、斉府をさぐっていた傅容は徐晋に助けられ、二人は斉策と酔春閣の女将・秦卿(孔肖吟)が密会する場に行き合わせます。第5話、徐晋が網を絞って斉策を捕らえ、同じ夜、傅容は姉を連れて酔春閣に乗り込み、縁談を断ち切りました。

第6話がこの区間の最初の山場です。斉策は、妹の身の保全と引きかえに偽りの供述をして自害します。事件を追う手がかりは、これで途切れました。斉竺は成王・徐茂(賀友寧)の生母・端妃(童彤)の養女となって宮中に入りますが、母と兄を続けて失って入水し、徐晋に助けられます。ところが斉竺は、自分を助けたのは傅容だと誤解しました。獄中で兄から「傅容は口こそやさしいが腹は黒い」と吹き込まれていたこともあり、二人の友情はここで切れます。

同じ第6話、欠けた碁盤を前に母を思って泣く掬水農夫を、傅容は川べりの灯籠流しに連れ出しました。彼が傅容に心を寄せはじめるのは、この夜です。

仮面の下の顔と、退婚(第7話〜第10話)

第7話、傅容は掬水農夫の面を外します。現れたのは、幼いころの遊び相手の顔でした。同じ回、柳如意は牡丹をかたどった髪飾りを宮中に納めますが、淑妃(斕曦)の禁忌に触れたとして投獄されます。傅容は皇庫御史の董方礼(丁志勇)に直談判しますが取り合ってもらえず、新しい髪飾りを作って淑妃に差し出すことで、師を牢から出しました。

第8話では、玉山の花畑へ案内した掬水農夫が傅容をかばって蛇にかまれ、昏睡のなかで10年前に別れた母・温太妃の夢を見ます。

第9話、斉竺の冊封の宴に招かれたと思って出向いた傅容は、招いたのが斉竺ではなかったと知らされ、冷たい言葉を浴びます。足を痛めた彼女を徐晋が手当てするのを見て、粛王を慕う西河郡主・崔綰(姜杉)が激しく嫉妬しました。そしてこの回、傅容はその幼なじみの正体が皇帝の弟である安王・徐平(リウ・イーチャン 劉奕暢)だと知ります。

第10話は信都侯の寿宴です。目隠しでの投壺を強いられた傅容を徐晋が助けますが、侯夫人(曹艷)は医者から聞いた話を持ち出して「この娘は娘しか産めない」となじりました。傅容は用意してきた庚帖を出し、その場で退婚します。帰りぎわ、徐晋は預かっていた手鐲を返しながら、そこに彫られた如意の紋が斉策の書簡にあった紋と同じだと気づき、彼女を問い詰めました。父の傅品言は娘の独断に激怒し、寺へやって反省させようとします。

蒙山の谷と、ふたつめの死(第11話〜第14話)

第11話から第12話、徐晋は洪村で兵糧の件を調べ、山中に火薬を作っていたとおぼしき洞窟を見つけます。都へ戻る道中、一行は偶然に董方礼と行き合いました。馬車から相手を見た官児が言います——「飴をくれたおじさん」。幼い弟のひと言が、横領の筋を董方礼へつなげました。

第13話、親に仕組まれた見合いから逃げ出した傅容は、街で徐晋と鉢合わせし、蒙山へ向かう馬車に同乗します。山に入ったとたん爆音とともに落石が起き、二人は谷に閉じ込められました。夜、自分を「厄病神だ」と自嘲する徐晋の手を、傅容は取ります。「わたしの運を、半分あげます」。ここが、二人の距離が変わる回です。

その同じ日、都では董方礼が朝堂で罪をすべて認め、柱に頭を打ちつけて死にました。幼い子を徐茂に取られ、他に道がなかったのです。第14話、嘉和帝(常鋮)は董方礼の自害の裏に黒幕がいると見て、徐晋に真相の究明を命じます。日食が起き、山が崩れ、御筆の長亭が潰れました。

そして物語は静かに次の区間へ向かいます。柳如意は、自分が利用されていたことにようやく気づきます。師の様子がおかしいと感じた傅容は、誰かに相談したくなりました。選んだ相手は、徐平でした。

図の読み解き

傅家 ― 県令の家の、二番目の娘

傅品言は恒京の県令で、妻の喬素娘(譚琍敏)との間に長女の傅宣、次女の傅容、末っ子の官児がいます。傅容が「ただの令嬢」ではないのは、如意楼で宝飾を学んでいるからです。手を動かす技を持っていることが、このあと何度も彼女を助けます。蘭香(鄭丹妮)は傅容付きの侍女です。

姉の傅宣は才色をそなえた名門の令嬢で、妹の介入によって斉策との縁談から離れ、代わりに呉白起と向かい合うことになります。

大虞皇室 ― 三角関係はここから始まる

嘉和帝には複数の皇子があり、淑妃が産んだ四男が徐晋(粛王)、端妃が産んだ三男が徐茂(成王)です。そして徐平(安王)は、嘉和帝の末の弟。徐晋から見れば叔父にあたります。

徐晋は文武に秀でながら、幼いころから「不祥の命格」と言われて人に遠ざけられてきた人です。徐平は表向き穏やかな閑散王爺で、仮面の文人「掬水農夫」として掬水小築に暮らしています。二人とも傅容に惹かれ、二人とも傅容に助けられている——この図の中央の三角は、そういう形をしています。

如意楼 ― 宝飾の店の、裏の顔

如意楼は表向きは宝飾品の店で、楼主の柳如意は傅容の師です。その裏では情報を扱っており、柳如意は董方礼の弱みを握って、硫黄の放出を認める批文に署名させています。傅容の手鐲に彫られた如意の紋が、斉策の書簡の紋と同じだったことから、徐晋はこの組織に目を向けはじめました。

顧沅(宋昕冉)は柳如意付きの侍女、小七・小八は如意楼の人で、傅容に手がかりを売る相手です。

信都侯府 ― 兄弟の姓が違う家

信都侯・章耀成(盧星宇)と侯夫人の子が章晏で、傅容とは幼いころからの娃娃亲でした。第10話の退婚で、この縁は切れます。

呉白起は信都侯の嫡長子でありながら、母の姓を名乗っています。端妃の甥にあたる人で、はじめは母の遺した店の金で遊び歩く放蕩息子として現れますが、金翊衛で徐晋のもとに入り、自分の力で昭武校尉まで上がっていきます。

斉家 ― 最初に崩れる家

斉策は提刑司の按察使です。妹の斉竺は傅容の親友でしたが、第6話を境に完全に決裂し、清平県主に封じられて宮中に入ります。この二人の関係は、以降の物語でずっと尾を引きます。

主な配役(この区間)

役名 俳優 役どころ
傅容 鞠婧禕 恒京令の次女。予知夢を見て運命に抗う
徐晋 張哲瀚 粛王・四皇子。金翊衛の大統領として兵糧の件を追う
徐平 劉奕暢 安王。嘉和帝の末弟で、仮面の文人「掬水農夫」
傅品言 蘇茂 恒京の県令。傅容の父
喬素娘 譚琍敏 傅容の母
傅宣 許佳琪 傅容の姉。斉策との縁談を妹に断ち切られる
官児(傅官) 哈尼 傅容の末の弟
蘭香 鄭丹妮 傅容付きの侍女
柳如意 龔蓓苾 如意楼の楼主。傅容の師
顧沅 宋昕冉 柳如意付きの侍女
小七・小八 王天宇・杜承峻 如意楼の人。傅容の情報源
斉策 陳燁林 提刑司按察使。第6話で自害する
斉竺 王奕婷 斉策の妹。清平県主。傅容と決裂する
嘉和帝 常鋮 大虞国の皇帝
淑妃 斕曦 徐晋の母。董方礼の妹
徐茂 賀友寧 成王・三皇子。端妃の子
端妃 童彤 徐茂の母。斉竺を養女にする
章耀成 盧星宇 信都侯
侯夫人 曹艷 章晏の母
章晏 楊亘 傅容の娃娃亲の相手。第10話で退婚
呉白起 王佑碩 金翊衛。信都侯の嫡長子だが母の姓を名乗る
董方礼 丁志勇 皇庫御史。淑妃の兄で徐晋の舅父。第13話で死ぬ
崔綰 姜杉 西河郡主。粛王を慕っている

日本での俳優名の表記は、ジュー・ジンイー(鞠婧禕)、チャン・ジャーハン(張哲瀚)、リウ・イーチャン(劉奕暢)、シュー・ジャーチー(許佳琪)、ワン・ヨウシュオ(王佑碩)です。日本語表記が出ていない俳優は漢字で書きました。

「芸汐伝」の顔ぶれが、そのまま再集結

本作のいちばんの特徴は、2018年の「芸汐<ユンシー>伝」の顔ぶれがまとめて戻ってきたことです。制作会社が同じ上海絲芭影視(絲芭傳媒)で、主演の二人を含む9人が続けて出演しています。

俳優 芸汐<ユンシー>伝(2018) 如意芳霏(2020)
鞠婧禕 韓芸汐 傅容
張哲瀚 龍非夜(秦王) 徐晋(粛王)
許佳琪 楚清歌 傅宣(傅容の姉)
王佑碩 唐離 呉白起
盧星宇 韓従安(芸汐の父) 章耀成(信都侯)
童彤 徐夫人 端妃
賀友寧 穆清武 徐茂(成王)
譚琍敏 宜太妃 喬素娘(傅容の母)
王奕婷 小青(韓若雪の侍女) 斉竺(清平県主)

役どころは入れ替わっています。芸汐伝で主人公の父だった盧星宇は信都侯に、養母だった譚琍敏は傅容の実の母に、恋敵だった許佳琪は姉になり、侍女を演じた王奕婷は県主になりました。前作を見た人ほど、顔ぶれの並べ替えが面白く見えるはずです。

制作の絲芭傳媒はSNH48などのアイドルグループを運営している会社で、本作にもSNH48の姜杉(崔綰)・宋昕冉(顧沅)・孫語姍(楽丹)、GNZ48の鄭丹妮(蘭香)が出演しています。主演の鞠婧禕もSNH48の元メンバーで、総選挙の結果から「4000年に一人の美女」と呼ばれるようになった人です。撮影は2019年9月11日、横店影視城でクランクインしました。

この区間で押さえておきたいこと

  • 夢は万能ではない。 傅容は先の災いを見られますが、見えたからといって避けきれるわけではありません。知っていてなお動き続けるところが、この主人公の芯です
  • 第6話が最初の分かれ目。 斉策の自害で手がかりが切れ、斉竺との友情も切れます。失ったものの大きさが、あとから効いてきます
  • 仮面は第7話で外れ、正体は第9話で割れる。 幼いころの遊び相手と安王・徐平が同じ人だと分かって、三角関係の形が決まります
  • 第13話で二つのことが同時に起きる。 蒙山の谷で徐晋と傅容の距離が縮まり、都では董方礼が死ぬ。同じ日に、恋と事件の両方が動きます

第15話からは、傅容の師・柳如意の身に起きることと、復讐のための輿入れが物語の中心になっていきます。続きは次の記事にまとめました。

如意芳霏 人物相関図シリーズ

続きはこちら → 如意芳霏 師の死と復讐の花嫁編 人物相関図

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