2018年の中国ドラマ「芸汐<ユンシー>伝 〜乱世をかける永遠の愛〜」(原題「芸汐传」・全48話)の人物相関図シリーズ、その3本目です。この記事は第33話から最終話までの顔ぶれをまとめました。
主演は鞠婧禕(ジュー・ジンイー)と張哲瀚(チャン・ジャーハン)。原作は芥沫の小説「天才小毒妃」です。
この記事は結末まで書いています。これから見る方は図だけを見て、あらすじから先は読まずに閉じてください。
人物相関図
どこで見られるか(2026年10月時点)
配信の状況は入れ替わりが早いので、見るときは各サービスの作品ページでお確かめください。
配信は、Hulu(日本)とU-NEXTのいずれも見放題で全48話が見られます(2026年10月に各サービスの作品ページで確認)。Amazonプライムビデオは見放題の対象ではなく、1話ごとのレンタル(220円)・購入(550円)か、FODチャンネル for Prime Videoへの登録になります。
日本版DVD-BOXは全3巻で、この区間はBOX3(第33話〜第48話)にあたります。
あらすじ(第33話〜第48話)
身内から崩れる宮廷(第33話〜第38話)
天寧の宮廷は、外からではなく内側から壊れていきます。第33話、毒を盛られていた皇太子・龍天墨(孫子航)が助かる一方、二皇子の龍天青(葛楊曦)は父に軟禁されました。そこへ楚清歌(シュー・ジャチー 許佳琪)が「先の皇后を害したのは蕭貴妃だ」と吹き込み、太子は弟を自殺に見せかけて葬ります。蕭貴妃(陳秀峰)も第34話で賜死となりました。
韓従安(盧星宇)は救い出され、韓家は都を離れて故郷へ帰ります。芸汐(ジュー・ジンイー 鞠婧禕)は家族と和解し、見送りました。
第36話、この区間でいちばん重い事件が起こります。百里茗香(シャオ・シュエツォン 邵雪聡)が毒宗・白彦青(李耀敬)を殺すのです。毒蠱を解く心頭血の持ち主を芸汐ひとりに絞れば、非夜(チャン・ジャーハン 張哲瀚)は彼女の命と引き換えにしか助からない——そう考えての凶行でした。非夜は茗香を追放しますが、駆けつけた芸汐は非夜が父を殺したと誤解します。非夜は真相を伏せ、ひとりで恨まれる道を選びました。
同じころ、兄の君亦正(胡文喆)が薬鬼谷に火を放ち、顧七少(ミー・ルー 米熱)は母の遺骨を取り返すために自ら北厲へ連れ戻されます。南疆では毒の疫病が広がり、非夜が自ら赴きました。
第37話から第38話、芸汐と顧北月(李瑞超)も南疆へ向かいます。調べていくと、疫病は天災ではなく水源に毒を投げ込んだ人災でした。手を下したのは天徽帝(フー・ビン 胡兵)の太監・李権(陳鏡宇)です。紫艾草でひとまず抑えたものの、根治には絶踪草が要ると分かりました。北厲では病床の皇帝が顧七少に帝位の詔書を託し、顧七少はそれを盾に、兄に「治ったらまっとうな皇帝になれ」と約束させます。
城壁から落ちた母(第39話〜第43話)
第39話から第40話が、この物語の折り返しです。非夜は宜太妃(譚琍敏)を安全な場所へ逃がそうとしますが、太后(張瑞珈)に人質に取られてしまいます。知らせを受けた芸汐が危険を承知で宮中へ入り、二人はわだかまりを解きました。宜太妃は芸汐に、息子の一生を託します。
そして天徽帝は、宜太妃の命を盾に非夜を縛ろうとしました。宜太妃は息子の足手まといになるまいと、城壁から身を投げます。それを見た非夜は毒蠱人の姿を現し、城を落としました。太后は服毒して自ら命を絶ち、逼宮に失敗した太子も自害。天徽帝は楚清歌らを連れて都を落ちていきます。
城を取り戻した非夜は、大秦の祖先と両親を祀り、宜太妃を手厚く葬りました。旧臣たちは即位を勧めますが、自分に残された時間はわずかだと知っている非夜は、玉座を拒みます。
第43話、百里茗香が非夜の筆跡をまねた手紙で芸汐を呼び出し、自分が毒宗を殺したと告げます。そこへ李権が現れ、芸汐を殺そうとしました。心頭血の持ち主を失わせるわけにはいかない茗香は、身を挺して芸汐をかばい、命を落とします。誤解の解けた二人は、二度と離れないと誓い合いました。非夜は焼かれた薬鬼谷を建て直し、「梅園」と名づけて芸汐に贈ります。この回では、唐離(ワン・ヨウシュオ 王佑碩)が欧陽寧静(リン・スーイー 林思意)の婚礼に乱入し、自分が花婿の座に座るという一幕もありました。
最後の選択(第44話〜第48話)
芸汐は顧北月に確かめます。毒蠱を断つには、やはり自分の心頭血しかない。彼女は死ぬ覚悟を固め、真相を夫に伏せるよう頼みました。立ち聞きした顧七少は、残っていた願い事を使ってまで止めようとしますが、芸汐は譲りません。
天徽帝は青山鎮の村人を材料に、第二代の毒蠱人を作らせていました。顧七少と顧北月は村人に化けて潜り込み、薬の配合を探ります。第47話、穆老将軍(于子寬)は自分の兵が毒蠱人にされていたと知り、忠と義の板挟みのなかで自刎しました。子の穆清武(賀友寧)は部下を率いて非夜のもとへ走ります。
同じ回、毒蠱人に追われて深手を負った顧北月が、盗み出した毒蠱人の血を芸汐に託して息絶えます。その血を調べたことで、絶踪草が毒蠱人を無力化すると分かりました。
そして第48話。芸汐は非夜を眠らせ、顧七少のもとへ行きます。七毒草を呷って自ら命を絶ち、その心頭血で解薬を作ってほしい——顧七少は目の前で彼女を失い、自身も毒蠱人の姿を現すほど取り乱しました。
目覚めた非夜は、妻の死を知らされます。悲しみを押し殺して出陣した彼は、絶踪草の煙で天徽帝の毒蠱人を無力化し、軍を破りました。最後に向き合った天徽帝は、斬られることを選ばず、自ら崖から身を投げます。悪事を重ねた皇帝でしたが、楚清歌への情だけは本物で、死の前に彼女と弟を逃がす手筈を整えていました。
中国版Wikipediaのあらすじは、このあとを「天下を平定した龍非夜は帝位を弟の唐離に譲り、芸汐との思い出が残る梅海に隠棲した」と結んでいます。放送時の反響が大きく、最終回当日には番外編2話が追加で配信されました。
図の読み解き
秦王府 ― 失われていく人たち
この区間は、秦王府の人が次々に欠けていきます。宜太妃は第40話、百里茗香は第43話。残った唐離と欧陽寧静は夫婦になり、楚西風(趙毅新)は最後まで非夜と芸汐のそばにいます。
図に「第◯話で死亡」と書いたのは、誰がいつまで画面にいるかを一目で分かるようにするためです。この作品は後半で退場が続くので、見ながらの確認に使ってください。
毒宗 ― 二人とも退場する
白彦青は第36話で百里茗香に殺され、顧北月は第47話で毒蠱人に追われて命を落とします。顧北月は最後に毒蠱人の血を芸汐へ託し、それが絶踪草という答えにつながりました。この二人がいなければ、非夜は助かっていません。
天寧皇族 ― 全員が落ちていく
太后は服毒、皇太子は自害、二皇子は兄に殺され、蕭貴妃は賜死。天徽帝は毒蠱人の軍を作ってまで抗いますが、最後は自ら崖へ身を投げます。楚清歌だけが、愛した相手の最後の計らいで生き延びました。
薬鬼谷・北厲皇族 ― 報われない人
顧七少は最後まで芸汐の味方で、最後まで選ばれません。それでも絶踪草を探しに走り、彼女の頼みを聞き、残された非夜に手を貸します。雨沢(黄露露)は焼け落ちた薬鬼谷を離れず彼に従い、茱萸(李淑婷)は楚西風と親しくなっていきました。兄の君亦正は毒の疫病に倒れたのち、北厲の新しい皇帝になることを約束させられます。
主題歌と挿入歌
- オープニング(片頭曲)/「落花成泥」 歌:鞠婧禕 作詞:郭徳紫毅 作曲:墨明棋妙
- エンディング(片尾曲)/「歎雲兮」 歌:鞠婧禕 作詞:郭徳紫毅 作曲:SHIMA
- 挿入歌/「胭脂緋紅」 歌:林思意 作詞:甘世佳 作曲:胡榛
主題歌2曲はいずれも主演の鞠婧禕が歌っています。挿入歌の「胭脂緋紅」は、欧陽寧静を演じた林思意が歌いました。日本語の公式な曲名表記は出ていないため、ここでは中国語の曲名のまま書いています。
主な配役(この区間)
| 役名 | 俳優 | 役どころ |
|---|---|---|
| 韓芸汐 | 鞠婧禕 | 毒宗の娘。非夜の解毒薬を研究し続ける |
| 龍非夜 | 張哲瀚 | 秦王。毒蠱人のまま復国へ動く |
| 顧七少 | 米熱 | 薬鬼谷の谷主。絶踪草を探して走りまわる |
| 唐離 | 王佑碩 | 非夜の実の弟。寧静と結ばれる |
| 欧陽寧静 | 林思意 | 唐離の妻になる |
| 楚西風 | 趙毅新 | 非夜の侍衛 |
| 宜太妃 | 譚琍敏 | 非夜の養母。第40話で城壁から身を投げる |
| 百里茗香 | 邵雪聡 | 毒宗を殺し、第43話で芸汐をかばって死ぬ |
| 白彦青(毒宗) | 李耀敬 | 芸汐の実の父。第36話で殺される |
| 顧北月 | 李瑞超 | 太医。第47話、毒蠱人の血を託して息絶える |
| 雨沢 | 黄露露 | 顧七少を慕い、絶踪草の採取に同行する |
| 茱萸 | 李淑婷 | 顧七少の侍女。楚西風と親しい |
| 君亦正 | 胡文喆 | 顧七少の兄。北厲の新しい皇帝になる |
| 穆清武 | 賀友寧 | 穆将軍の子。部下を率いて非夜に投じる |
| 穆老将軍 | 于子寬 | 穆清武の父。第47話で自刎する |
| 韓従安 | 盧星宇 | 芸汐の養父。紫艾草を探して疫病を助ける |
| 天徽帝 | 胡兵 | 天寧の皇帝。毒蠱人の軍を作る |
| 太后 | 張瑞珈 | 宜太妃を人質に取り、第40話で服毒する |
| 楚清歌 | 許佳琪 | 清妃。天徽帝に情を移しながら北厲と結ぶ |
| 龍天墨 | 孫子航 | 皇太子。逼宮に失敗し第40話で自害する |
| 李権 | 陳鏡宇 | 天徽帝の太監。水源への投毒と毒蠱人作りの実行役 |
| 龍天青 | 葛楊曦 | 二皇子。第33話で兄に葬られる |
日本での俳優名の表記は、ジュー・ジンイー(鞠婧禕)、チャン・ジャーハン(張哲瀚)、ミー・ルー(米熱)、ワン・ヨウシュオ(王佑碩)、リン・スーイー(林思意)、シュー・ジャチー(許佳琪)、シャオ・シュエツォン(邵雪聡)、フー・ビン(胡兵)です。公式に日本語表記が出ていない俳優は漢字で書きました。
48話を振り返って
- 結婚から始まり、別れで終わる。 聖旨で嫁がされた二人が、最後は命で相手を選びます
- 毒という一本の線。 毒蠱人・美人血・心頭血という仕掛けが、恋も政争も結末も全部つないでいます
- 悪役にも理屈がある。 百里茗香の凶行も天徽帝の執着も、それぞれの筋が通っているのが後半の見どころです
- 救ったのは医術。 芸汐は最後まで戦いではなく、薬で人を救う側に立ち続けました
3本に分けた人物相関図は、この記事でおしまいです。第1話から見直すときは、1本目から順にどうぞ。
芸汐<ユンシー>伝 人物相関図シリーズ
- 芸汐<ユンシー>伝 輿入れと濡れ衣編 人物相関図(第1〜16話)
- 芸汐<ユンシー>伝 毒宗と出生の秘密編 人物相関図(第17〜32話)
- 芸汐<ユンシー>伝 復国と最後の選択編 人物相関図(第33〜48話) ← いまご覧の記事

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