2023年年間ドラマ視聴率ランキング

2023年ドラマ
2023年年間ドラマ視聴率ランキング

2023年年間ドラマ視聴率ランキング(当サイト作成)

それでは2023年のドラマ視聴率ランキングです。

先に数字を見てしまうと、2023年は10%を超えた作品が4本しかありません。2022年は10本ありました。1年で6割減です。ベスト20の最下位も8.8%から7.0%まで下がりました。

5位から12位までの8作が9%台に固まっていて、順位の差がほとんどありません。それでは民放の連続ドラマから。

10位 9.4%で妻夫木聡主演のGet Ready!。表はパティシエ、裏は闇医療チームの執刀医という二役でした。TBSの日曜劇場のオリジナルです。初回10.2%から最終話6.4%まで下げています。

9位 9.5%で西島秀俊主演の警視庁アウトサイダー。加藤実秋さんの小説が原作です。初回10.7%、最終回10.2%と、全体を通して安定していました。

8位 9.6%で鈴木亮平主演の下剋上球児。菊地高弘さんのノンフィクションが原案で、三重県立白山高校の野球部がモデルです。10年連続で県大会の初戦敗退だったチームが2018年の夏に甲子園へ出た、という実話がもとになっています。最終話は阪神甲子園球場でエキストラ5000人超を集めて撮りました。鈴木亮平さんがドラマアカデミー賞の主演男優賞を取っています。

7位 9.8%で東山紀之主演の刑事7人 第9シーズン。2015年から続いたシリーズの9作目です。第1話が主人公の「刑事をやめようと思っている」という日記から始まり、最終回で実際に辞めるという結末でした。放送後の2023年9月7日に東山紀之さんが年内での芸能活動引退を表明し、シリーズもここで終わっています。

6位 9.8%で木村拓哉主演の風間公親 ―教場0―。長岡弘樹さんの小説が原作で、警察学校の鬼教官が刑事指導官だった時代を描きました。前の『教場』『教場II』はどちらも単発スペシャルで、連続ドラマになったのはこれが初めてです。フジテレビ開局65周年の特別企画でした。TVerの4〜6月期で再生数3位、3056万回。

5位 9.9%で井ノ原快彦主演の特捜9 シーズン6。『警視庁捜査一課9係』から数えると長いシリーズです。

4位 11.3%で水谷豊主演の相棒22・前期。

2位 13.0%で同じく相棒21・後期。相棒が2位と4位です。寺脇康文さんが戻ってからの2シーズンが、そのまま上位に並びました。

3位 12.9%で福山雅治主演のラストマン ―全盲の捜査官―。大泉洋さんとの組み合わせで、全盲のFBI捜査官が聴覚と嗅覚で事件を解くという設定でした。これもオリジナルです。

1位 14.3%で堺雅人主演のVIVANT。福澤克雄さんのオリジナルで、モンゴルロケまでやった商社員と公安のスパイものでした。初回11.5%から最終回19.6%まで8.1ポイント上げたのがこの作品の特徴です。ふつう連続ドラマは尻すぼみになるので、これは珍しい形でした。TVerでも7〜9月期の再生数1位(5481万回)、東京ドラマアウォード2024では連続ドラマ部門のグランプリを取っています。

11位 9.3% ハヤブサ消防団
12位 9.0% 科捜研の女23
13位 8.4% 罠の戦争
14位 8.2% ケイジとケンジ、時々ハンジ。
15位 8.0% シッコウ!! 〜犬と私と執行官〜
16位 7.8% 合理的にあり得ない
17位 7.7% 100万回言えばよかった
18位 7.3% 家政夫のミタゾノ6
19位 7.1% 大病院占拠
20位 7.0% 星降る夜に

11位のハヤブサ消防団は池井戸潤さんの原作(柴田錬三郎賞の受賞作)です。岐阜県八百津町が劇中の居酒屋のセットを買い取って観光施設にしました。

12位の科捜研の女は、この年がシリーズ25年目。長年の木曜8時から水曜9時へ枠が移りました。相棒や特捜9が並ぶ枠です。

13位の罠の戦争は、草なぎ剛さんが事務所を離れてから初めての民放連続ドラマ主演作でした。ドラマアカデミー賞の主演男優賞を取っています。

19位の大病院占拠は櫻井翔さん主演。ここから『新空港占拠』『放送局占拠』と続く「占拠シリーズ」の1作目になりました。

20位の星降る夜には大石静さんのオリジナルで、東京ドラマアウォード2023の連続ドラマ部門優秀賞です。

局別に見ると、テレビ朝日が11作で過半数。2022年の12作から続いています。しかもそのうち相棒2本・特捜9・刑事7人・科捜研の女・ケイジとケンジ・家政夫のミタゾノと、7作がシリーズの続編です。

一方のTBSは日曜劇場の4クール全部がベスト10に入りました。1位VIVANT、3位ラストマン、8位下剋上球児、10位Get Ready!。2022年は1本が圏外に落ちていたので、持ち直した形です。

NHKは、大河ドラマのどうする家康が期間平均11.2%でした。松本潤さん主演、脚本は古沢良太さん。前年の鎌倉殿の13人の12.7%を下回り、いだてんに次ぐ歴代ワースト2位と報じられています。最終回は12.3%でした。

連続テレビ小説は、らんまんが16.6%、ブギウギが15.9%です(いずれも関東地区)。

ここで気づくことがあります。2023年にいちばん見られた連続ドラマは、朝ドラ2本でした。 らんまん16.6%もブギウギ15.9%も、民放1位のVIVANT 14.3%より上です。

視聴率の表に出てこなかった作品たち

2022年はsilentが「ランキングに入っていないのに最も話題になった作品」でした。2023年はどうだったか。

ブラッシュアップライフの平均視聴率は6.2%です。 ベスト20には遠く及びません。バカリズムさん脚本、安藤サクラさん主演の、事故死した39歳が徳を積んで人生をやり直すという話でした。

その6.2%の作品が取ったものを並べます。

  • 東京ドラマアウォード2023の連続ドラマ部門グランプリ、あわせて脚本賞
  • 2023年の日本民間放送連盟賞 テレビドラマ部門 優秀賞
  • ギャラクシー賞テレビ部門 選奨
  • TVerの1〜3月期 再生数1位(3072万回)
  • Huluの2023年 年間視聴数 総合1位(約14万作品の中で)
  • 国内外あわせて28冠

もうひとつ、はっきりした数字があります。2023年にTVerの四半期別再生数で1位になった4作品はこれです。

  • 1〜3月期 ブラッシュアップライフ(3072万回)
  • 4〜6月期 あなたがしてくれなくても(5481万回)
  • 7〜9月期 VIVANT(5481万回)
  • 10〜12月期 いちばんすきな花(4026万回)

このうち視聴率のベスト20に入っていたのは、VIVANTだけです。 残り3本は全部圏外でした。

日本テレビはベスト20に19位の大病院占拠1本しか送り込めていません。それでいて、ブラッシュアップライフで年間の主要な賞をさらい、7月期の最高の教師(平均5.9%・圏外)はTVerの7〜9月期で再生数2位、3390万回を記録しています。

2022年のsilentは「例外」として書けました。2023年は、それが例外ではなくなった年です。TVerの月間再生数は2023年3月に初めて3億回を超え、12月には3億9800万回に達しています。

視聴率のランキングは、もう「その年に何が見られたか」の半分しか説明してくれません。来年もこの欄を書きますが、数字の横に書き足す行は増えていきそうです。

2022年のランキングはこちら / 2021年のランキングはこちら / 2020年のランキングはこちら

※ 平均視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区の世帯視聴率をもとにした集計値です。前期・後期の区分は放送期間による。配信の再生数と各賞の受賞はいずれも発表・報道による。

関連記事

特集記事

カテゴリー
ランキング
  1. 1

    私に恋したお坊さん 人物相関図

  2. 2

    ひよっこ 人物相関図

  3. 3

    僕たちがやりました 人物相関図

特集
  1. 2022年年間ドラマ視聴率ランキング

  2. 芸汐<ユンシー>伝 輿入れと濡れ衣編 人物相関図(1話〜16話)

  3. なつぞら 人物相関図 東京編

アーカイブ
TOP
CLOSE