水族館ガールは、2016年6月17日の夜10時にスタートしたNHK総合テレビの7回シリーズの連続ドラマです。
松岡茉優さんが演じる嶋由香は大手商社の四つ星商事に入社して3年目でしたが、大事な書類をなくしたり、エリート社員の矢神拓也(西村元喜)に振られた腹いせから飲みすぎて、恥ずかしい写真を撮られてしまいます。
実は、これは上司の森下洋司(木下ほうか)の策略だったのですが、結局、由香は四つ星商事の系列の「はまかぜ水族館」への出向を命じられます。
由香は全然経験もない水族館の飼育員として働くことになるのですが、上司になった海獣課のチーフの梶良平(桐谷健太)は、由香が水族館をつぶすために派遣されたのではないかと警戒し、由香につらく当たります。
一方、館長の内海良太郎(伊藤四郎)やペンギン担当の吉崎一子(西田尚美)、専属獣医の磯川陸(内田朝陽)などは一生懸命に水族館の仕事を覚えようとする由香に好意的です。
しかし、水族館の経営は苦しく、元上司の森下や元彼の矢神は水族館の総務課長の倉野久幸(石丸幹二)に、人減らしをするために職員の出勤票を提出するように求めます。
由香はえさの魚をさばく仕事を魚類課チーフの今田修太(澤部佑)に教えてもらって時間内に終わらせ、イルカのトレーナーの仕事も教えてもらえるようになります。
しかし、初めてのショーのときにプールに落ちてしまい、調教用の笛をなくしてしまって、大変な騒ぎを引き起こしてしまいます。
そんななかでも、由香は自分なりに「世界一の水族館にする」という夢に向かって、一生懸命に仕事に向き合っていきます。
この水族館ガールは、今どきのOLが水族館という全く未知の世界へ投げ出されながらも、成長していくという物語なのですが、それよりも、実際の水族館を使ったロケの迫力が見逃せませんね。
特に、さりげなく水族館のバックヤードを見せたり、飼育員たちの仕事のやり方が示されていたりと、生き物好きの子供達にはたまらないドラマでしょう。
子供達が見るには少し遅い時間帯ですが、録画を見せてあげると喜ばれると思いますよ。
そのほかの出演者としては、本社時代の合コン仲間の小柴久美子役に足立梨花さん、由香の父親役に山西惇さん、母親役に戸田恵子さん、アクアパークでデッサンをする謎の老人役に木場勝己さんなど、NHKドラマならではの配役になっています。
7回という短い回数のドラマですが、水族館という、あまり私たちが知らない世界を垣間見る興味もあって、民放の春ドラマと夏ドラマの境目で放映されている水族館ガールはドラマ好きには貴重な時間ですよね。
はまかぜ水族館は経営が苦しく
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