2014年4月9日から6月18日までフジテレビ系でオンエアされた、水曜22時からのドラマ「SMOKING GUN~決定的証拠~」は、壮大かつ人間味溢れる作品でしたね。
香取慎吾さん演じる縁は、民間の科捜研である千代田科学捜査研究所に勤めています。
西内まりやさん演じる桜子が痴漢に遭い、その犯人を縁が見つけ出したことがきっかけで桜子が千代田科学捜査研究所に依頼をし、さらに働き始めるようになります。
縁は、3年前に倉科カナさん演じる恋人のエミリを亡くし、その現場に自分が居ながらもエミリを助けられなかったこと、そしてその記憶が無くなってしまっているという苦悩を抱えています。
様々な事件とエミリの死の謎に迫るハラハラドキドキが止まりません。
千代田科学捜査研究所は民間の科捜研ということで、警察で取り扱ってもらえない事案を多く扱っています。
その手法は、驚きで科学の発達を目の当たりにし、第1話の桜子のスカートに付いた手形が浮かび上がってくるシーンには感嘆の声を挙げました。
また、このドラマでは深い人間関係や壮大な事件にも繋がっていきますね。
鈴木保奈美さん演じる千代田科学捜査研究所の所長の真紀と濱田ここねちゃん演じるその娘のくるみとの関係には強い結びつきを感じました。
そして、エミリが研究していた禁断の果実は現実的に起こってもおかしくないと感じました。理性に負け欲望に飲み込まれてしまう人は少なくないのではないでしょうか。
千代田科学捜査研究所には、個性豊かな人物が他にも登場します。
イッセー尾形さん演じるDNA鑑定の田坂、安藤玉恵さん演じる小宮山、中山優馬さん演じるアルバイトの松井達は一見まとまりがなさそうなチームですが、結託した時はとても頼もしかったです。
中でもイッセー尾形さんは、特に個性的で話し方も独特なニュアンスがあり、目を引きました。
縁は、これからもエミリの死を背負って生きていくのでしょう。
自分の辛いことや見たくないことから逃げるのではなく、時間をかけても向き合い、乗り越えることはできなくても一生付き合っていくことが重要だと感じました。
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