ハゲタカは2018年夏クールでテレビ朝日系列 木曜夜9時台に放映されている連続ドラマです。
主演は綾野剛。今回はコウノドリの優しい感じではなくて、会社経営者だった父親が大蔵省内で割腹自殺したという過去を持ち、現在はハゲタカと揶揄される外資系ファンド「ホライズン パートナーズ」の社長 鷲津になっています。
バブル崩壊後、危機的状況に陥っていた三葉銀行は大蔵省からの要請によって、不良債権を一括処理するバルクセールを実施することになりました。
バルクセールとは銀行が持っている多数の不良債権を簿価の1割程度と言う破格の価格で一括で売却するものです。
鷲津率いるホライズンは徹底した現地調査を実施し、三葉銀行側の飛ばしを見抜きます。
バルクセールの実施担当者は資産流動化開発室長の芝野(渡部篤郎)で、鷲津の柔らかな物腰の中に、厳しさがあるのを察知します。
1回目のバルクセールで失敗した三葉銀行の常務の飯島(小林薫)は、芝野に対して2回目のバルクセールはオークション形式で行えと指示します。
オークション形式は鷲津たちが大蔵省に手を回して阻止されましたが、何とか2回目のバルクセールを入札方式で実施できた芝野たち。
しかし芝野の同期で審査役の沼田(藤本隆宏)が鷲津に他社の入札額を漏らし、結局、僅差でホライズンが落札します。
三葉銀行の1回目のバルクセールで債権をホライズンに売却され、さらにホライズンが示した債権買取のための5億円も用意できなかった鬼怒川の老舗料亭『金色庵』の金田社長は、東京クラウンセンチュリーホテルのロビーで鷲津に食ってかかります。
それを止めに入ったのがフロントマネージャーの松平貴子(沢尻エリカ)でした。
その後、鷲津と貴子はイヌワシのバードウォッチングの場で再会します。
そのほかのキャストとしては、芝野の部下の宮部みどり(佐倉絵麻)、鷲津の部下の佐伯(杉本哲太)、中延(光石研)、アラン・フジタ(池内博之)、柴野の妻の亜希子(堀内敬子)、貴子の妹の松平珠香(木南晴夏)など。
鷲津と芝野の駆け引きを軸に物語りは展開していきますが、その中にバブルに踊らされた経営者たちのあがきや、銀行内の出世争いなどがからみながら、鷲津と貴子の恋の予感?
このハゲタカは真山仁の「ハゲタカ (小説)」が原作ですが、2007年2月17日から3月24日まで、毎週土曜日にNHK総合テレビとBSハイビジョンの「土曜ドラマ」でも放送されています。
そのときは鷲津役が大森南朋、芝野役が柴田恭平でしたね。
小説と、NHK版、このテレビ朝日版と比較してみるのもおもしろいかもしれません。
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