2020年秋ドラマ平均視聴率ランキングです。
2020年は新型コロナウイルスのため、撮影ができなかったり、放送日が変更になったりとテレビドラマにとっては最悪の年でしたが、その中でも、いいドラマはやっぱり評価されていますね。
そして1位は14.5%で木村文乃主演の7人の秘書。木村文乃だけでなくて、江口洋介、奈々緒、大島優子、広瀬アリス、シム・ウンギョン、室井滋、7人の秘書のキャスティングが素晴らしいですね。それに中園ミホさんの脚本ですからはずれっこなし! 悪役、岸部一徳もはまってました。テレビ朝日、強いですね。
2位が11.5%で「危険なビーナス」。安定のTBSの日曜劇場です。セレブな一族の複雑な人間関係とサスペンス仕立てのストーリーがよかったですね。東野圭吾さんの原作で、妻夫木聡 主演、吉高 由里子ヒロインの二人の組み合わせがよかったです。それと中村アン。セレブな一族の外側に彼女のような美人女優を配するキャスティングにはうなりました。
3位は9.5%でTBS火曜10時枠の「この恋あたためますか」。うーーん10%切ってますけど、さずがの「恋」枠。そして主演は森七菜ちゃん! 相手役が中村倫也。仲野太賀と石川静河のやるせない感じが好きですね。みなさん、石川静河もっと使いましょう!
4位は9.2%で日本テレビ系列の日曜ドラマ「極主夫道」。玉木 宏主演でヒロインは川口春奈。原作が漫画のドラマは漫画のハチャメチャ感を出すのが難しいですが、川口春奈が可愛いのですべて許せてしまう…
5位は9.1%で日本テレビ系列の土曜ドラマ「35歳の少女」。柴咲コウの演技力をもってしても高校生の時に植物状態になって35歳で目覚めるというドラマを演じるのは難しかったですね。5位で9.1%というのは各テレビ局ともに、このクールは大苦戦したことを物語っています。
6位は8.6%でTBSの金曜ドラマ「恋する母たち」。ずっとTVドラマにでずっぱりの木村佳乃主演。木村佳乃、吉田羊、仲里依紗が危険な恋をするというストーリーですが、同じような役者さんたちが出演している似たようなストーリーもあったような。
7位は7.8%で「リモラブ~普通の恋は邪道」。日本テレビ系列の水曜ドラマで波瑠主演。コロナ禍を逆手に取った脚本、演出でしたが、いまいち視聴者の心には届かず、一度も10%を超えることはありませんでした。波瑠もマスクをしての演技で頑張っていたんですけどね。
8位は7.6%で「姉ちゃんの恋人」。フジテレビ系列の火曜ドラマで有村架純主演。月9どこ行った? 有村架純主演ドラマは視聴率がイマイチというのが定着した感がありますが、たぶん事務所の方針が正統派恋愛ドラマに主演させるということなのでしょう。両親が死んで弟たち3人の母親代わりのお姉ちゃんが暗い過去を持つ林遣都を愛するというありがちなストーリーですが、関西テレビは頑張ったと思います。
9位は5.7%で「ルパンの娘2」でフジテレビ系列の水曜ドラマですね。お色気たっぷりの深田恭子主演ですが、イマイチ、リアリティーに欠けるストーリーと無駄に挿入されるミュージカル風の部分が視聴率を押し下げているのでしょう。瀬戸康史や渡部篤郎、橋本環奈までキャスティングするのなら脚本のキャスティングも考えた方がいいのでは。
10位は4.8%でテレビ東京系列の月曜10時の「共演NG」でした。テレビ東京のドラマがトップ10に入ったのはいつ以来でしょうか? 少し癖は強めですが、TBSや日本テレビのゴールデンで放映されていればベスト5に入っていたのではないでしょうか。中井貴一主演で鈴木京香が相手役という時代古めのキャスティングですが、それも原案の秋元康の意図のように思います。
いろいろときついコメントもしましたが、このクールはコロナ禍でロケができなくて制作側は大変だったと思います。病院ものや警察ものがほとんどなくて、スタジオ撮影でしのげる恋愛ものが多かったですが、純粋な恋愛もので10%を超えたのはありませんでした。各テレビ局の苦労がしのばれる視聴率ランキングでしたね。
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