2022年年間ドラマ視聴率ランキング

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2022年年間ドラマ視聴率ランキング

2022年年間ドラマ視聴率ランキング(当サイト作成)

それでは2022年のドラマ視聴率ランキングです。

先に数字だけ言ってしまうと、2022年は1位でも14.5%でした。2020年の半沢直樹は24.76%、2021年のドクターXは16.4%ですから、年々下がってきています。視聴率という物差しだけでドラマを測るのが、そろそろ苦しくなってきた年です。

その話は後でするとして、まずは民放の連続ドラマから。

10位 10.2%で東山紀之主演の刑事7人 第8シーズン。シリーズ8作目です。東映制作で2015年から続いています。

9位 10.4%で綾野剛主演のオールドルーキー。37歳で引退した元サッカー日本代表が、選手の代理人になるという話でした。Jリーグと日本サッカー協会が制作協力に入っていて、日本代表戦の場面は埼玉スタジアムで撮っています。主題歌はKing Gnuの「雨燦々」。

8位 10.7%で井ノ原快彦主演の特捜9 シーズン5。安定しています。

7位 10.9%で木村拓哉主演の未来への10カウント。高校のボクシング部を立て直すという、木村拓哉さんには初めての学園スポーツものでした。脚本の福田靖さんとは7年ぶりのタッグです。

6位 11.8%で菅田将暉主演のミステリと言う勿れ。田村由美さんの漫画が原作で、菅田将暉さんはフジの連ドラ初主演でした。第1話は配信合計で放送後1週間424万再生、1クール3384万再生は当時の歴代最高です。この数字は後でもう一度出てきます。

5位 12.1%で岡田将生と中井貴一のザ・トラベルナース。中園ミホさんの原案・脚本で、看護師を主役にした医療ドラマです。

4位 12.9%で二宮和也主演のマイファミリー。娘を誘拐された家族が、警察を外して自力で取り返そうとする話でした。ドラマアカデミー賞で作品賞・主演男優賞など5冠。Disney+で世界配信もされています。

3位 13.5%で水谷豊主演の相棒20・後期。この最終回で反町隆史さんが降板しました。出演回数では、途中で寺脇康文さんを抜いて歴代の相棒で最多になっています。

2位 13.8%で水谷豊主演の相棒21・前期。そして入れ替わりに、初代相棒の亀山薫=寺脇康文さんが約14年ぶりに帰ってきました。相棒が2位と3位を占めて、しかもその2本で相棒の交代が起きているという、シリーズものならではの年です。

1位 14.5%で阿部寛主演のDCU。海上保安庁に作られた架空の水中捜査組織の話です。TBSとイスラエルのケシェット・インターナショナル、カナダのファセット4メディアによる国際共同制作という、最初から海外に出すつもりで作られた作品でした。

11位 9.9% 警視庁・捜査一課長6
12位 9.6% 科捜研の女21・後期
13位 9.6% アトムの童
14位 9.3% 六本木クラス
15位 9.2% となりのチカラ
16位 9.1% 元彼の遺言状
17位 9.0% 科捜研の女2022
18位 8.9% 遺留捜査7
19位 8.9% ドクターホワイト
20位 8.8% 競争の番人

このベスト20、テレビ朝日が12作で6割を占めました。日本テレビは1作も入っていません。

そしてよく見ると、2022年はテレビ朝日の長寿枠が一斉に店じまいした年でもあります。18位の遺留捜査7で、1999年1月に始まった木曜20時の「木曜ミステリー」枠が約23年半の歴史を終えました。11位の警視庁・捜査一課長6で連続ドラマ版が完結し、12位の科捜研の女21がその枠で放送された最後のシーズン。17位の科捜研の女2022は、16年半ぶりに新しく作られた火曜21時枠の第1弾です。枠の終わりと引っ越しが、そのままランキングに並んでいます。

16位の元彼の遺言状と20位の競争の番人は、どちらも新川帆立さんの小説が原作。同じ作家の作品を2クール続けて月9でやるのは、フジテレビとしては初めてだそうです。

14位の六本木クラスは、韓国ドラマ「梨泰院クラス」の日本版。初回の見逃し配信が5日間で241万回を超えて、テレビ朝日の歴代最高を更新しました。

13位のアトムの童は、コンテントアジア賞2023のベストアジアドラマ部門で最優秀賞を取っています。

NHKは、大河ドラマの鎌倉殿の13人が期間平均12.7%。最終回は14.8%でした。数字としては前年の青天を衝けより下ですが、全48話のうち42回でツイッターの世界トレンド1位を取り、NHKプラスの視聴数は歴代の大河で最多。ギャラクシー賞のテレビ部門選奨も受けています。連続テレビ小説はちむどんどんが15.8%、舞いあがれ!が15.6%でした(いずれも関東地区)。

そして、このランキングにsilentはいません

2022年のドラマといえば、という話になったときに、まず名前が出るのはsilentではないでしょうか。川口春奈さんと目黒蓮さんのフジテレビ木曜劇場です。

ところがsilentの全話平均視聴率は7.6%。20位の競争の番人(8.8%)にも届かず、このベスト20には入りません。

その代わり、配信ではこうなっています。

  • 第4話の582万再生は、当時TVerで配信された全番組の単話での歴代最高。放送中に3度、記録を塗り替えました
  • 全11話の累計再生は7300万回超、お気に入り登録は246万人超で全番組の歴代最多
  • シナリオブックが発売前に4度重版して累計10万部。普通は1万部ほどだそうです
  • 主題歌のOfficial髭男dism「Subtitle」はBillboard JAPANで通算13週1位

賞のほうも、ギャラクシー賞の奨励賞、ATP賞ドラマ部門最優秀賞、橋田賞の作品賞、TVerアワード2022のドラマ大賞と並んでいます。

おもしろいのは、silentが抜いた配信記録の持ち主が、同じ2022年の作品だったことです。それまでの累計再生数の最高は、この年の1月期、視聴率6位のミステリと言う勿れ(4222万回)でした。視聴率6位の作品が作った配信記録を、視聴率では圏外の作品が同じ年のうちに抜いたわけです。

2022年は、視聴率の表と、実際に話題になった順番とが、はっきり別物になった年でした。来年以降のこのランキングも、数字の横に「でも配信では」と書き足す回が増えていきそうです。

2021年のランキングはこちら / 2020年のランキングはこちら

※ 平均視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区の世帯視聴率をもとにした集計値です。前期・後期の区分は放送期間による。silentの視聴率・配信数、各賞の受賞はいずれも報道発表による。

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