往年のアイドルからヤングアイドルまで、各アイドルの経歴などを、ご紹介しております。
サイトトップ > 酒井法子
中学生の時に原宿でスカウトされ、桜田淳子や松田聖子が属したサンミュージックの秘蔵っ子として育てられました。
デビュー後3曲目の「ノ・レ・な・いTeen-age」で第18回日本歌謡大賞最優秀放送音楽新人賞を受賞し、トップアイドルの仲間入りをしました。
デビュー当時の酒井法子は「のりピー」と自称し、「ヤッピー」「いただきマンモス」「うれピー」といった、「のりピー語」を流行させています。また、漫画家 さかいのりこ として、週刊少女コミックに漫画の連載を持っていたこともあるそうです。
アイドル時代の酒井法子はドラマ、映画、CMに大活躍しましたが、特に韓国、台湾、中国、東南アジア諸国で日本を上回る人気を博し、1992年には台湾における日本人初のワンマンショーを開催しています。
しかし、1989年には実父が交通事故で亡くなるなど、彼女の人生は一筋縄ではいきません。
父親の死後も、酒井法子はNHK大河ドラマ「翔ぶが如く」や「ひとつ屋根の下」、「星の金貨」などの人気ドラマに出演し、「星の金貨」の主題歌だった「碧いうさぎ」がミリオンセラーとなり、日本レコード大賞優秀作品賞を受賞しています。
ところが、1998年には自称元プロサーファーとできちゃった結婚、翌年には長男を出産し、一時、芸能活動を休止していました。
その後、NHK大河ドラマ「利家とまつ」で北政所役を好演し、NHK連続テレビ小説「ファイト」や裁判員制度広報用映画「審理」に出演するなど、「清純派」の本格女優として活躍していました。また、2003年にはファッションブランド『PP rikorino』を立ち上げています。
しかし、酒井法子は結婚相手の影響で覚せい剤に手を出したようで、2009年8月3日に夫が覚せい剤取り締まり法違反の現行犯で逮捕されると、任意同行を拒否し、一時、失踪しましたが、警察から逮捕状が出ると、8月8日に警察に出頭し、覚せい剤取り締まり法容疑で逮捕されます。
失踪したのは、覚せい剤の反応を消すための時間稼ぎだったと言われています。
サンミュージックは酒井法子を解雇、2009年9月17日に酒井法子は保釈され、謝罪会見を行っています。
酒井法子は、県大会に準優勝するソフトボール部の部員、現代風なアイドルタレント「のりピー」、 「星の金貨」の耳と口が不自由な捨て子の倉本彩、NHK大河ドラマ「利家とまつ」の北政所、覚せい剤常習者の高相法子、と、自身の人生の中で非常に振れ幅のあるさまざまな「役」を演じてきたのでしょうか。
元ファンの1人として、酒井法子が立ち直って、覚せい剤や麻薬、暴力団を排除する活動の先頭に立ってくださることを、むずかしいのかもしれませんが、期待しています。
なお、酒井法子の実弟は暴力団組員で、2009年に警察に逮捕されているそうです。