「如意芳霏[にょいほうひ]~夢紡ぐ恋の道~」(原題「如意芳霏」、2020年・全40話)の人物相関図を、区間ごとに3本に分けて作りました。この記事はその2本目、第15話から第28話までの顔ぶれです。先の回の人物やネタバレは入れていません。
この区間でいちばん大きいのは、傅容が師を失い、その仇だと思い込んだ相手のもとへ、復讐のために嫁ぐことです。相手は粛王・徐晋。けれども本当に仕組んだのは別の人物でした。図の中央に走る線の意味が、第1話から第14話までとはまるで変わります。
1本目(第1話〜第14話)をまだ読んでいない方は、先にそちらをご覧ください。
人物相関図
どこで見られるか(2026年10月時点)
配信の状況は入れ替わりが早いので、見るときは各サービスの作品ページでお確かめください。
配信は、Hulu(日本)・U-NEXT・BS11+のいずれも見放題で全40話が見られます(2026年10月に各サービスの作品ページで確認)。BS11+では単品レンタルも選べます。
Amazonプライムビデオでは、プライム会員の見放題には入っていません。ただし「エンタメ・アジア」をはじめとするPrime Videoチャンネル5つのいずれかに登録すれば見られます(確認できたのはエンタメ・アジア、韓国ドラマ・エンタメ Channel K、アジアドラマチャンネル、FODチャンネル for Prime Video)。チャンネルに入らない場合は、1話ごとのレンタル(220円)か、シーズンまとめてのレンタル(7,040円)になります。
音声は中国語、日本語字幕つきです。
テレビではBS11が2022年12月9日に初放送し、2026年4月27日からはJテレでも放送されました。日本版DVD-BOXは全3巻で、この区間はBOX2(第15話〜第28話・2022年8月3日発売)にあたります。
あらすじ(第15話〜第28話)
師が殺され、弟子が疑われる(第15話〜第18話)
泰山の崩落を調べに出た徐晋(チャン・ジャーハン 張哲瀚)は、徐平(リウ・イーチャン 劉奕暢)の仕掛けた罠にはまりかけ、運よく逃れます。すでに徐平は、如意楼を自分のものにしようと動いていました。柳如意(龔蓓苾)は帳簿を手に入れるものの、追われる途中で落としてしまいます。
第16話。徐平は柳如意のもとを訪れ、如意楼を譲れと迫りました。ちょうどそこへ徐晋も現れます。そして傅容(ジュー・ジンイー 鞠婧禕)が見つけたのは、殺された師の姿でした。駆けつけた提刑司は、その場にいた傅容を下手人と決めつけます。
第17話、傅容は牢へ送られ、徐茂(賀友寧)は「粛王が死囚をかばっている」という噂を流します。役人は脱獄の罪まで着せ、処刑が決まりました。斬首の直前、徐晋は法場に乗り込んで傅容を奪い、二人は氷を運ぶ車に隠れて都を出ます。嘉和帝(常鋮)は激怒し、金翊衛を徐晋から取り上げて徐平に預けました。
第18話、二人は検視をした者を探して村をめぐり、追っ手に迫られて川へ飛び込みます。この道中で徐晋は想いを告げ、護身用の扇子刀を傅容に渡しました。金翊衛の将士たちは、かつての上官である徐晋を見逃します。証人を連れて自首した徐晋は再審に臨み、傅容の無実はようやく晴れました。
復讐のために嫁ぐ(第19話〜第22話)
ところが第19話、埋葬の場で傅容は師の衣に残った糸くずに気づきます。同じものを、徐晋の袖口で見ていました。調べるほどに疑いは確信へ変わります——師を殺したのは徐晋だ、と。これこそ徐平が仕組んだ筋書きでした。
傅容は徐平に力を借りて、徐晋のもとへ嫁ぐ道を選びます。仇を討つために。徐晋は嘉和帝に願い出て傅容を妻に迎え、徐平も後押ししました。婚礼の夜、匕首を手にした傅容の腕を、徐晋はつかみます。そして、その刃で自分の体を刺しました。潔白を示すために。傅容は、自分が間違っているかもしれないと初めて思います。
第20話、婚宴の終わりに花嫁をさらおうとする者が現れ、徐晋が阻みました。手配したのは徐平です。取り返しそこねた彼は、幼いころを思い返して「必ず奪い返す」と誓います。粛王府では、夫婦は別々の部屋で暮らしはじめました。正妃選びの話を聞いた傅容は、徐晋に和離(離縁)を申し出ます。
第21話、如意楼の隠し扉の奥で、傅容は師の遺書を見つけました。徐晋は殺していない。誤解が解けたその夜、酔った徐晋は寝言で本心を漏らします。嘉和帝は正妃を立てよと迫りますが、徐晋はわざと難のある候補ばかり選んで断る口実にしていました。
第22話、西河郡主・崔綰(姜杉)がみずから名乗り出ます。しかし徐晋は、彼女が粛王府へ送り込んでいた密偵を暴き、面と向かって断りました。口論の末、徐晋は傅容に口づけします。崔綰が病と称して退いたことで、正妃の件はいったん沙汰止みになりました。この回、淑妃(斕曦)は寒毒を使って傅容の本心を試します。
演武大会と、信都侯の最期(第23話〜第25話)
第23話、徐晋の侍医・葛川(成浚文)が止めに入り、寒毒は淑妃の仕掛けだったと明かされます。淑妃は傅容を認め、徐晋は如意楼の解禁の文書を妻に手渡しました。
同じ回、視聴者には真相が示されます。顧沅(宋昕冉)が如意楼の情報を徐平に流していたこと、そして柳如意の死はこの二人によるものだったこと。仇はずっと、傅容のすぐそばにいました。
嘉和帝は虎驍営の汚職を洗うため演武大会を開きます。勝者を将軍として送り込み、内側から調べさせる狙いでした。第24話、旗争奪戦を制したのは呉白起(ワン・ヨウシュオ 王佑碩)。矢に狙われますが大事には至らず、その後、傅宣(シュー・ジャーチー 許佳琪)をかばって一矢を受けます。将軍となった彼は、倉庫の武器に粗悪品が混ざっていることを突き止めました。
ここで徐平が動きます。「南山の刺客は苦水村へ行った。おまえの父もそこにいた」——呉白起にそう告げたのです。借刀殺人でした。
第25話、徐晋たちは武器横領の拠点を押さえ、信都侯・章耀成(盧星宇)を追い詰めます。侯は書房へ徐晋を誘い込み、爆薬で道連れにしようとしました。徐晋は間一髪で逃れ、信都侯と侯夫人(曹艷)は爆死します。章晏(楊亘)は、この日に両親を失いました。
いっぽう崔綰は、目が見えているのに盲目を装って粛王府に居座ります。傅容はとうに見抜いていましたが、彼女の一途さを分かっていたので、暴きませんでした。
七色の光と、尚服局の罠(第26話〜第28話)
第26話、嘉和帝は徐晋に金翊衛を返す条件として、正妃を迎えるか、傅容と離縁するかを迫ります。徐晋はそれを妻に言えないまま調べに出ました。
商いの側でも争いが起きます。呉白起の母が遺した店・鳳来儀は端妃(童彤)に握られており、傅宣はそれを取り返すと約束しました。掌櫃の紀清亭(劉子愷)は傅宣の計にかかって端妃の印章を失い、端妃との間に亀裂が入ります。
傅容は庶民でも買える髪飾りを作ろうと、腕のいい職人に弟子入りを願い出ました。職人が出した条件は——「七色の光を見つけてきたら教えよう」。
第27話、徐晋は晴甸谷の奥に分け入り、虎と戦って幻露石を手に入れます。けれどもそれは違いました。職人の示した言葉どおり湖をめぐり、ほとりで見つけたのが、虹色に光る七色螺(にじいろの巻き貝)です。こうして螺鈿の技が傅容に伝わりました。
宮中では、首飾りを納める民間の店を選ぶ選考が始まります。如意楼も名乗りを上げました。ところが紀清亭と斉竺(王奕婷)が仕掛けた細工で、献上した真珠が黒ずんでしまいます。
第28話、傅容は機転でこれをしのぎ、如意楼は鳳来儀を破って尚服局の仕事を手にしました。しかし端妃は引きません。宮中の帳面と、傅容自身の印が押された引き継ぎの書面を突きつけ、「宮中の品を横領した」という濡れ衣を着せます。数は、傅容が見たときと違っていました。身の証しを立てられないまま、傅容は大牢へ送られます。
図の読み解き
如意楼 ― 師が死に、弟子が継ぐ
柳如意は第16話で死に、この図では「柳如意殺し」の札が中央左に入ります。手を下したのは侍女の顧沅、仕組んだのは徐平。それが分かるのは第23話です。
いっぽう傅容は、師を失ったあとに如意楼そのものを背負うことになります。第23話で徐晋から解禁の文書を受け取り、第28話には宮中の仕事を勝ち取るところまで行きました。宝飾の腕が、この区間では武器になります。
大虞皇室 ― 三角関係の線が引き直される
1本目の図で傅容と徐晋を結んでいた「恋心」は、この区間では「夫婦」に変わります。ただし始まりは復讐でした。
徐平は、1本目の「幼馴染」から「横恋慕」へ。彼は師殺しを画策し、嘘の証拠で傅容の目を曇らせ、婚礼の夜には花嫁をさらおうとまでします。にもかかわらず、傅容がいちばん頼る相手であり続けている——この図のいちばん不気味な部分です。
徐茂は兵器横領の黒幕として、信都侯を手先に使っていました。端妃はその母であり、鳳来儀の後ろ盾として如意楼の前に立ちはだかります。
信都侯府 ― 一日で崩れる家
章耀成と侯夫人は第25話で死に、信都侯府は実質的に消えます。残された章晏と、母の姓を名乗る兄・呉白起。兄は将軍になり、弟は家を失いました。この落差が、次の区間で効いてきます。
鳳来儀と斉家 ― 商いの顔をした敵
鳳来儀は呉白起の母が遺した店で、いまは端妃の息がかかっています。掌櫃の紀清亭は、清平県主となった斉竺と組んで如意楼を陥れようとしました。かつての親友が、今度は商売敵として現れます。
粛王府 ― 居座る郡主と、止めに入る侍医
崔綰は粛王府に入り込み、盲目を装って居続けます。葛川は徐晋の侍医で、第23話に淑妃の仕掛けを明かした人です。粛王府の内側には、味方とも敵ともつかない人がいます。
主な配役(この区間)
| 役名 | 俳優 | 役どころ |
|---|---|---|
| 傅容 | 鞠婧禕 | 師を失い、仇と信じた相手に側妃として嫁ぐ |
| 徐晋 | 張哲瀚 | 粛王。法場から傅容を奪い、婚礼の夜に自らを刺す |
| 徐平 | 劉奕暢 | 安王。師殺しを画策し、如意楼を狙う |
| 柳如意 | 龔蓓苾 | 如意楼の楼主。第16話で殺される |
| 顧沅 | 宋昕冉 | 柳如意付きの侍女。徐平に通じている |
| 紀清亭 | 劉子愷 | 鳳来儀の掌櫃。端妃の手の者 |
| 斉竺 | 王奕婷 | 清平県主。紀清亭と組んで如意楼を陥れる |
| 傅品言 | 蘇茂 | 恒京の県令。傅容の父 |
| 喬素娘 | 譚琍敏 | 傅容の母 |
| 傅宣 | 許佳琪 | 傅容の姉。徐茂に人違いで拉致される |
| 官児(傅官) | 哈尼 | 傅容の末の弟 |
| 蘭香 | 鄭丹妮 | 傅容付きの侍女 |
| 嘉和帝 | 常鋮 | 大虞国の皇帝。徐晋に正妃選びを迫る |
| 淑妃 | 斕曦 | 徐晋の母。寒毒で傅容の心を試す |
| 徐茂 | 賀友寧 | 成王。兵器横領の黒幕 |
| 端妃 | 童彤 | 徐茂の母。傅容に横領の濡れ衣を着せる |
| 章耀成 | 盧星宇 | 信都侯。第25話に書房で自爆する |
| 侯夫人 | 曹艷 | 章晏の母。第25話に死ぬ |
| 章晏 | 楊亘 | 信都侯の子。両親を一度に失う |
| 呉白起 | 王佑碩 | 演武大会を制して虎驍営の将軍になる |
| 崔綰 | 姜杉 | 西河郡主。盲目を装って粛王府に居座る |
| 葛川 | 成浚文 | 徐晋の侍医。淑妃の仕掛けを明かす |
日本での俳優名の表記は、ジュー・ジンイー(鞠婧禕)、チャン・ジャーハン(張哲瀚)、リウ・イーチャン(劉奕暢)、シュー・ジャーチー(許佳琪)、ワン・ヨウシュオ(王佑碩)です。日本語表記が出ていない俳優は漢字で書きました。
「七色の光」の正体
第26話から第27話は、本筋の合間に置かれた短い宝探しです。職人が出した「七色の光を見つけてこい」という謎に、傅宣も徐平も付き合って探しますが見つかりません。徐晋は谷の奥で虎と戦ってまで幻露石を手に入れますが、それも違いました。
答えは、湖のほとりに落ちていた貝でした。虹色に光る七色螺——つまり螺鈿の材料です。職人はこれを受け取って、傅容に螺鈿の技を伝えます。
宝飾の技をひとつ手に入れるために、虎とも戦えば湖もめぐる。この区間で傅容が得たものは、刀でも位でもなく「手の技」でした。それが第28話で如意楼を勝たせ、そして同じ回に、彼女を牢へ送ることにもなります。
この区間で押さえておきたいこと
- 誤解の向きが二度変わる。 第19話に「徐晋が師を殺した」と思い込み、第21話に遺書で解ける。真犯人が顧沅と徐平だと分かるのは第23話です
- 婚礼の夜が、この作品のいちばん有名な場面。 刃を向けられた徐晋が、その手をつかんで自分の体を刺します
- 第25話で信都侯府が消える。 徐平に焚きつけられた呉白起が父の居場所を知り、追い詰められた信都侯は爆薬で道連れを図りました
- 第28話は勝って負ける回。 如意楼は宮中の仕事を勝ち取り、その直後に傅容は横領の濡れ衣で大牢に入ります
第29話からは、和離(離縁)の書面に署名した傅容が都を離れ、如意楼の汚名をすすぐために動きはじめます。そして物語は、如意楼の火事と、安王・徐平との最後の対決へ向かいます。続きは3本目にまとめました。
如意芳霏 人物相関図シリーズ
- 如意芳霏 予知夢と仮面の幼なじみ編 人物相関図(第1〜14話)
- 如意芳霏 師の死と復讐の花嫁編 人物相関図(第15〜28話) ← いまご覧の記事
- 如意芳霏 如意楼の火事と正妃への道編 人物相関図(第29〜40話)
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