【トンイ】圧倒的な迫力、チャン・ヒビン絶命のシーン

 
トンイ チャン・ヒビンの最期

韓国ドラマ「トンイ」全60話の中で、最も記憶に残る場面のひとつが、55話でチャン・ヒビン (イ・ソヨン)が亡くなるシーンです。

他の誰かによって斬られるわけでも町中を引き回されるわけでもなく、自らの手で毒薬を口に運ぶという、初めて見たときにはなんとも不思議でたまらなかった賜薬という処刑ですが、韓国の時代劇ではよく見かける光景の一つです。

このドラマの主人公トンイ(ハン・ヒョジュ)よりも歴史的にははるかに有名な人物、チャン・ヒビンも、この賜薬によって命を落とすことになります。

韓国の三大悪女の一人として知られるチャン・ヒビンは数々のドラマや映画で扱われていますが、「トンイ」においても初回から登場し、重要なキャラクターでした。

その彼女が毒薬を飲んで死ぬ場面では、粛宗(チ・ジニ)とのこれまでの思い出のシーンが次々によみがえります。

数々の悪事をはたらき、ついに粛宗から死刑を言い渡されることにはなりましたが、過去には寵愛を受けていました。

世子も生んで大変幸せな時期もあったのです。

そのような日々を回想しながら、「自分の死に行く姿を見ていてほしい」と願う彼女はなお粛宗を愛していて、哀れでした。

自分に注がれていた愛情がいつしかトンイに向けられていると知ったときから、辛い思いをしてきたわけですから女性の立場から見ると、悪役とはいえ同情を禁じえません。

また、結局は対立することになりましたがトンイにとっても幼いときには憧れの宮女さまであり、チャン・ヒビンも利発なトンイを可愛がって二人の心が通じていた時期がありました。

処刑前、世子の行く末について最後に頼めるのはやはりトンイだけだと訴えて、涙ながらにトンイにすがる姿も胸に迫るものがありました。

粛宗への愛情、世子を残して世を去らなくてはいけなくなった彼女の無念を、イ・ソヨンが圧倒的な迫力で演じていて、「トンイ」がヒロインのドラマにもかかわらず名場面としてはこのチャン・ヒビンのシーンが一番に浮かびますよね。

四季シリーズの最終作「春のワルツ」のソン・イナ役で日本でもおなじみになったイ・ソヨンですが、抜群の演技力は健在ですね。

このチャン・ヒビンの死のシーンによって、チャン・ヒビンが去った後の宮廷でトンイがどのような選択をしていくのか期待も高まり、ドラマのクライマックスへ向けて大きな転換点になっています。

 

関連記事

ページ上部へ戻る